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。゜+゜。〇-Episode12:大波乱の宴-〇。゜+゜。 ページ22

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沙耶「実は…真斗と付き合ってた頃、真斗にぬいぐるみをおねだりしたことがあるんです。でも、真斗は…買ってくれなかったんです。お金が無かったのか、それとも…私には合わないって思ったのか。真斗にお願いして買ってもらえる物は、凄く限られていて…。気が付いたら、真斗に何かをおねだりするのは諦めていたんです」

和田「そっか…」

沙耶「だから、優希さんに何かお願いするのも…怖かったのかも。断られるんじゃないか、おねだりすることで迷惑をかけるんじゃないか…って。でも、今はそんなこと思ってないですよ?」

和田「…」


沙耶の頭を優しく撫でる和田


沙耶「優希…さん?」

和田「沙耶が成長したなぁ…って。沙耶はちゃんと、お願いの限度を分かってる気がする。わがままって感じることは無い。だから、俺もついつい叶えたくなってしまうんだ」

沙耶「…」


甘える機会が少なかった沙耶からすると、まだまだ遠慮気味な気はする

でも、遠慮があるからこそ…わがままのようなお願いにはならないのかもしれない


和田「俺は出来る限り、沙耶の願いを叶える。沙耶の幸せが、俺の幸せだ」

沙耶「……本当、ズルいです」


店員がドレスと髪飾りを梱包した袋を用意する

荷物を受け取り、2人は和田家へ戻るのだった


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次の日、和田家では宴に向けて出発の準備が進む

三好にメイクしてもらい、前日に購入した髪飾りを着ける


三好「はい、完成しましたよ」

沙耶「うわ…!」


いつものことだが、鏡に映った自分が自分とは思えない


沙耶「三好さん、いつもありがとうございます。本当…自分とは思えないです」

三好「そうですか?沙耶様は、いつもお綺麗ですよ」

沙耶「…こんな素敵なドレスを着れて、嬉しいです」

三好「?」

沙耶「きっと…真斗と婚約していたら、こんな素敵なドレスを着ることは出来なかったかもしれないです」


沙耶がこんな話をしている頃、廊下には準備を終えた和田が待っていた

部屋に入ろうとすると、沙耶の声が聞こえたため手を止める


和田「…」

浩大「どうした?」

和田「…いや、沙耶の話を聞こうと思って」


真斗の名前が出たため、何を話すのか気になったのだ

部屋では、和田が廊下にいるとも知らずに沙耶は話しを続ける




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作者名:あきか | 作成日時:2022年12月10日 0時

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