。゜+゜。+ Mission37-願い事は「メリーさん」にお任せ？- +。゜+゜。 ページ37
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海琉のスマホが鳴る
海琉「ん…？」
稲葉「今、何か音鳴ったよね？」
海琉「何だろう？お母さんからかな…？」
通知を開くと、『メリーさんにお願い』と書かれている
海琉「えぇーー！？」
悠仁「どうした！？」
海琉「どうしよう…メリーさんのメッセージ、届いちゃった…」
全員「えぇーー！？」
久保「ヤバいじゃん！！」
飛翔「とりあえず、内容を見せて…！」
海琉「うん…」
メリーさんにお願いワタシ、メリーさん。アナタの願イゴトはなぁに?このアドレスで、ワタシの部屋にイラッシャイ…
長瀬「うわー…。何か、怪しいメッセージだな」
小田「このURLにアクセスしたら、願い事を書き込むページに飛ぶってことだよね？」
海琉「多分、そういうことだと思う…」
瀧「うーん…。海琉、とにかく様子は見た方がいいと思う。妹にも、誤魔化すしかないよ」
海琉「はい…。あー…どうしようー…」
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夜
田村家
リビング
未海「ねぇ、お兄ちゃん！！本当にメリーさんからメール届いてないの？」
海琉「と、届いてないって…！」
未海「何でー！！」
海琉「何でって言われても…。高校生の友達から聞いたけど、メールが届いている人なんて一部なんだって。絶対にみんなに届くわけじゃ…」
未海「みんな届いてるって言ってるもん！！私の友達で、中学生や高校生の兄弟がいる子はみんなメリーさんからメール届いてるもん！！お兄ちゃんだけだよ！！」
海琉「(うーん…。本当は届いてるけど、未海を巻き込みたくない…)」
未海「みんなメリーさんにお願いして、いろいろ叶えてもらってるのに…。私だけメリーさんに願いを叶えてもらえないなんて、不公平だよー…！！」
海琉「…」
家の電話が鳴る
田村母「はい、田村ですー。……はい、未海は帰宅していますよ。中学生の長男も帰宅しています」
海琉「？」
田村母「え、今日は誰も家には来てないですよ。未海もどこにも遊びに行ってませんし…。……あ、分かりました。では、失礼します」
通話をやめる
海琉「どうしたの？」
田村母「未海の担任の先生から、安否確認の連絡だったの。どうやら、家に帰ってきてない子が多いみたいで…」
海琉「…」
時計を見ると、19時を過ぎている
海琉「確かに…こんな時間になっても帰ってきてないのは、おかしい…」
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作者名：あきか
| 作成日時：2021年11月27日 20時
