標的466《第三者視線》 ページ26
風琳が公園に駆けつけるとまず視界に飛び込んできたのはボロボロになった緑色のモスカから出てくるヴェルデの姿だった。しかもその姿は呪いが解けた姿だ。
「くそー」
「君はまだ生かしておくよ。
「おのれ屍め!!」
「次を殺るぞ」
「そろそろ最後のターンだね」
くっ、と悔しそうな顔をするリボーン。骸とディーノがそれぞれ武器を構える中、イェーガーが距離を詰めた。
そしてワープして骸の背後をとる。振り上げる手に即座に気付いた骸は振り返り三叉槍でガードするが、それすら貫通した。
「浅いか」
再び構える左手。だが、その手にディーノの鞭が絡まる。が、イェーガーが手だけを残し、ディーノの目の前にワープ、彼を斬り付けた。とどめとばかりに鞭から抜け出した手がディーノに迫る。
しかしその手がディーノに当たることはなかった。
何故ならヒバリと風琳がそれを阻止したからだ。何、っと目を見開く中、借りは返したとヒバリはいう。
「恭弥!!」
「あれが10代目ファミリーの最強兄妹だね」
風琳はヒバリに目配りをする。彼女の視線に気付いたヒバリは頷き、もう片方の鎖を伸ばした。無論、そんな攻撃が当たるはずもなく、ガードされたが。
「次から次へと雑魚共が」
「いいさ。今のでディーノ君は戦えなくなった」
「ぐっ…」
右肩から流れる血をおさえ呻くディーノに後ろにいるロマーリオがボス!と叫ぶ。
「あと3人だな」
「まさか君達と生き残るとは……雲雀姉弟」
「心配ないよ。君だけは助けないから」
「悪いけど恭の意見に賛成する。君はとっとと病院にでも行ってきたら?」
「く、ふふっ。冷たいですね、風琳」
「今名を呼ぶな。気が散る」
「それにあの獲物は僕の武器をショート・ワープを使って避けられないようだからね」
「!」
「クフフ。僕も見逃しませんでしたよ」
「あいつらも気付いていたか」
彼らの言葉にバミューダはふっと嘲笑する。
「笑わせてくれる。バカな連中め」
「我らが第8属性の炎のショート・ワープに死角はない」
「どうかな、恭」
「わかってる」
風琳の合図と共に球針態を増殖させるヒバリは走り出す。さっと姿を隠すヒバリにイェーガーはショートワープを使い、彼のもとへワープした。ざんっと斬りつけるがそれは骸が創った“炎の囮”だった。クフフと優雅に笑って見せる骸にイェーガーの矛先が向く。
「ならば六道骸。貴様からだ」
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