8 ページ9
.
Abe Side..
君からの言葉は衝撃的だった。
「深澤課長のお家って…知ってますか？風邪引いたの絶対私のせいなんです！昨日寒い中家まで送って下さって…阿部さん深澤課長と、仲良さそうだから知ってるかなって」
好きな人からこんなこと言われたら流石の俺でも、正直正気でいられないよ？
しかし、大人の俺は君にはバレないようにいい先輩を演じるしかないんだ…
「ふっかの家？知ってるけど行きたいの？」
「はいっ！！深澤課長には連絡してあって一応大丈夫って許可は得たのですが…」
「ﾌﾌｯそっか、俺も居るって言ったの？」
「阿部さんに連れて行って貰いますって伝えてあります！」
「よーしじゃあ行こっか…スーパーかコンビニ寄っていく？」
「お粥作ってあげたいのでスーパーにお願いしても大丈夫ですか？」
「了解！でもいいなあふっかの奴。Aに看病して貰えるなんて」
そう言って笑う俺はAに気持ちがバレないように全てを押し殺していく。でも良かった、Aがふっかのこと好きになったんじゃないかって正直ヒヤヒヤした…
「阿部さんの運転姿やっぱりかっこいいですね」
そうやって君はニコニコ笑うから俺はやっぱりAが、好きなんだなって思う。
「あれ、A俺の運転姿見たことあったっけ？」
「はい、1度だけ新入社員の時阿部さんと外回りのペアになった事が合ったんです。その時阿部さんが運転して下さって」
「あー、あの時のAはまだ何も分からなくてすごくよそよそしかったよな」
「そんなことないですよ！今も分からないことだらけですしいつも阿部さんには感謝しかしてません…」
運転姿かっこいいって、初めて言われたなってよく良く考えればそう思った。
仕事を始めてから取った免許今となっては運転はそれなりに上手いと思うがやっぱりまだまだ他のやつよりは運転は上手くないと思っている。だって仲良いメンツで遊びに行った時俺より運転上手いやつが居るのに俺が何故か運転させられてめちゃくちゃ翔太とかに文句言われたっけな…
「阿部さん、どうしたんですか？」
無意識に俺ニヤケてたらしい。昔のこと思い出すとどうしても笑ってしまうし、あんなの面白過ぎるもんな…
「んーん、なんでもないよ。ほらスーパー着いた買い物しよ？」
「はい！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 344人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる(プロフ) - みきさん» お返事遅くなってしまい大変申し訳ありません。みき様いつもありがとうございます。行き詰まった時などに残り話数で阿部さんの告白シーンよりストーリーちょこちょこと書かせて頂きますのでどうか更新お楽しみにお待ちくださいませ。素敵な阿部さんとの恋愛をお楽しみに (2020年2月20日 1時) (
レス) id: 59e28b3d8d (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - これから描かれる阿部ちゃんとのストーリーも気になりますが、出きれば、深澤くんのストーリーでの番外編で、阿部ちゃんとのハッピーエンドでのストーリーも描いていただきたいです。 (2020年2月17日 6時) (レス) id: 5ca5d758c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はる | 作成日時：2020年2月9日 18時
