7 ページ8
.
「あれふっかってAのこと名前で呼んでたっけ？」
「昨日、飲みに行った時に俺も下の名前で呼びたいて言われてしまって…」
「Aは優しいから断れなかったって事か」
「そんなことないですよ」
阿部さんも呼んでるから俺も呼びたいって言われたことはさすがに本人には言えず私はニコッと微笑みかけた
仕事の出来る阿部さんは後輩にも慕われていて宮舘さんや渡辺さんも何か困ったことがあれば全部阿部さんに聞いている。
まあそんな私も阿部さんによくどうしたらいいか聞いているんだけどね…それでも阿部さんはほとんど定時には自分の仕事も全部終わらせていて凄いなと思っている。
阿部さんと深澤課長って確か仲良かったよな…
「あの、阿部さん…」
「ん？どうしたの？Aなんか分からないとこある？」
「いえ。あのそうじゃなくて…今日の夜って阿部さん空いていたりしますか？」
「え？俺？空いてるけどどうしたの？」
「いや、その帰り付き合って欲しいところがありまして…」
「え！全然いいよAが行きたいなら一緒に行ってあげる！」
「ほんとですか！ありがとうございます！！」
帰りは阿部さんに深澤課長のお家教えて貰って深澤課長になにか作ってあげたいなと思って1番頼みやすい阿部さんにこんなことをお願いしてしまった。
「じゃあ、今日はノー残業で帰るぞA」
「ｺﾎｯ…なんだよ、やっぱり阿部ちゃんかよ…」
そんなことを深澤課長が言ってる事なんて私は気づかなかった＿＿＿＿
「ｹﾎｹﾎｯ…じゃあみんなお疲れ様…」
「あっ深澤課長大丈夫ですか？今日はお疲れ様です」
さすがに他の社員も居る中で今日おうちに行っても良いですか？とは聞けずその場はお疲れ様ですとだけ伝えておく後で深澤課長に連絡すれば大丈夫だよね？
「ふっか大丈夫か？俺送ってくよ」
「館さんありがとう…ちょっと言葉に甘えるわ」
良かった深澤課長は宮舘さんに家まで送って貰うらしい流石にこの状態で電車で帰るなんてして貰えないよな…
「A、仕事終わった？」
「あっ、はい終わりました！」
「そっか、良かった。俺今日車なんだけどAも乗ってく？」
阿部さんの運転する車に乗るのは2回目だ。1回目は新入社員の頃先輩と外回りする時に阿部さんとペアで乗せてもらった。その時以来だから何年かぶりだ。
「今日はどこに行きたいの？」
「あの、深澤課長のお家って…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 344人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる(プロフ) - みきさん» お返事遅くなってしまい大変申し訳ありません。みき様いつもありがとうございます。行き詰まった時などに残り話数で阿部さんの告白シーンよりストーリーちょこちょこと書かせて頂きますのでどうか更新お楽しみにお待ちくださいませ。素敵な阿部さんとの恋愛をお楽しみに (2020年2月20日 1時) (
レス) id: 59e28b3d8d (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - これから描かれる阿部ちゃんとのストーリーも気になりますが、出きれば、深澤くんのストーリーでの番外編で、阿部ちゃんとのハッピーエンドでのストーリーも描いていただきたいです。 (2020年2月17日 6時) (レス) id: 5ca5d758c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はる | 作成日時：2020年2月9日 18時
