24 ページ25
.
家に帰って来て今日は長くお風呂に入りたい気分だった。なんでかはわからないけどとにかくさっきのことを考えたかった。
蓮にまたやり直して欲しいって言われて嬉しかった反面複雑な気持ちが交差していて他の人を好きになるとは考えていなかった。考えてなかったのに今私の頭の中にいっぱいいるのは深澤くんだった。
仕事出来て、すごく優しい人で周りからの信頼も厚くて私のちょっとの変化にも気付いてくれて、なのに実は車の運転が苦手でそんな深澤くんのことで頭がいっぱいでしょうがないのだ。
着信音が鳴る誰もが聞いた事のあるあのメッセージアプリの着信音。
「はい、もしもしAです。」
「A？ちゃんと家帰った？着いた？1人？」
「深澤くん、ぱぱなの？？」
「ばか、心配してんだよ」
電話の相手は深澤くんで、色んな心配をしてくれた。
お風呂の中で深澤くんの事ばっかり考えてたから急な電話に少しびっくりしたし、やっぱり電話は嬉しかった。
電話の内容最初の方は心配ばっかりだったのに段々くだらない話もするようになって今回の企画書本当に手伝ってくれてありがとうって言われた時は泣きそうになってしまった
「なあ、A？目黒とより戻すの？」
「ううん。って言いたいんだけど少し悩んでる。やっぱりわたしは蓮のことが大好きだったし…でも今はそんな事ないというか嫌いになったとかじゃないけどね？」
「そっか…より戻す時はちゃんと教えてくれよ？お祝いしないと」
「お祝いって…やっぱりぱぱみたい！」
「ぱぱってなんだよ！2つしか変わんねえよ！」
やっぱり深澤くんと話す時は明るい話をしていたい。相談沢山乗ってくれて頼りになるお兄ちゃんって感じだし、いじったら喜んでくれるし…ね？なんちゃって。
「デート行くの土日って言ったけど14日でもいいかな？ちょっと土日予定出来ちゃって…」
「デートって言い方辞めてって言ったじゃん！なんか恥ずかしいよ…？14日大丈夫だよ！仕事終わらせれるように頑張る！！」
「最悪課長命令で佐久間辺りに回してもバレねえかな？」
なんて、ずるい人だ。そんなこと言いながら多分自分がやっちゃうんだろうなあって目に見えてるよ…？
「まあでも、ちゃんと家帰ったならよかったよ。ほんとに心配した。ひかるも2人きりにしちゃうし」
「なーんもされてないよ蓮そんな人じゃないから！」
「そっか、じゃあ寝るか。おやすみA」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 344人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる(プロフ) - みきさん» お返事遅くなってしまい大変申し訳ありません。みき様いつもありがとうございます。行き詰まった時などに残り話数で阿部さんの告白シーンよりストーリーちょこちょこと書かせて頂きますのでどうか更新お楽しみにお待ちくださいませ。素敵な阿部さんとの恋愛をお楽しみに (2020年2月20日 1時) (
レス) id: 59e28b3d8d (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - これから描かれる阿部ちゃんとのストーリーも気になりますが、出きれば、深澤くんのストーリーでの番外編で、阿部ちゃんとのハッピーエンドでのストーリーも描いていただきたいです。 (2020年2月17日 6時) (レス) id: 5ca5d758c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はる | 作成日時：2020年2月9日 18時
