金色の迷探偵。 ページ18
○
結局、理解出来ていなかった銀に角名が順に話していき、今となる。
北さん及び3年生は今ここにおらんし、風か少しでも入る扉側に男4人で座る。
なんでもまだ到着しとらん高校があるらしくはじめるに始められないらしい。
この時間を有効活用して北さんの弱点てである‘’南‘’って人を探ることにした。
「なんか情報あるん」
なんて呑気に聞いてきたのは銀。サムが「黒髪ロングで身長あんまし北さんと変わらんかったことぐらいしか……」と返して俺もそこまで頭が回ってないせいで情報はそれ以上増えない。
「南Aで引いてもなんにも出てこない。」
とスマホをカタカタと操作して俺らに画面を見せる角名。検索結果はゼロ。
特段なにかに特出した訳では無いようだ。
「うーん……なんやろ。あとはー」
開始数分にして詰まってしまった。
みんなでうーんと首を傾げて俺はサムから貰った水をゴクッと飲んで「南って誰やー」なんて大声で叫んでしまった。
いくら大声とは言っても、この体育館には他の高校の一二年もおるし、そこまで声を出したつもりじゃなかった。
けど、後ろから声がしたんや。
『南って私のこと?』
カチッ……コチッ……なんて擬音がつくかのような首の回り方だっただろう。
ほかの3人も驚いたように声が聞こえた方に顔を向ける。
俺らが座ってるせいなのか、はたまた彼女の身長が高いのか、自然と見下ろされる構図になる。
明らかに男じゃなき声。かと言って高くてキンキンするかと言われれば別。少し女性にしては低音で、イントネーションは
「あっ……と、」
なんて声が詰まってしまう。
「あっいや、そのー。」
なんて銀が取り繕うように話すが
『うんうん、多分君たちが探してるのは南Aかな?』
なんでピシャリと切り捨てられてしまう。
サムも角名も他人ごとのように目を背け、じっと彼女、多分南さんに見られる。
『あっはは……信介から聞いた通り、面白い後輩だねぇ。
水、とりあえず1人1本ずつあるだろうけど足りなくなったら自販機で買うか、図書室に来れば一応涼しい環境と飲み物は用意するよ。
んじゃ頑張って。』
『はいこれ追加。』と500mlのスポドリが12本入った箱を置いていった。
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びとうぃーん。(プロフ) - らうさん» コメントありがとうございます!研磨君ですね。続編ではそこそこの段階で絡ませる予定ですのもう少々お待ちください! (2022年10月9日 14時) (レス) id: 8763e2b648 (このIDを非表示/違反報告)
らう(プロフ) - すごく面白くてお気に入りの作品です!!よろしければ研磨くんとの絡み見たいです、、、これからも応援してます! (2022年10月9日 13時) (レス) @page46 id: 246f941ca2 (このIDを非表示/違反報告)
びとうぃーん。(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!これからも出来るだけ更新し続けららるよう努力致しますので今後ともよろしくお願いします! (2022年10月6日 7時) (レス) id: 8763e2b648 (このIDを非表示/違反報告)
りん - すごく面白いです!更新頑張ってください!! (2022年10月5日 23時) (レス) id: a9de40c3c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:びとうぃーん。 x他1人 | 作成日時:2022年9月24日 16時