負け猫、黒色。 ページ12
○黒尾side
「南 Aっておる？」
「へっ？」
そんな間抜けな声が自分からでた。
動揺していると後ろから梟谷の引率が終わった海が覗きこみ「この棟の2階の突き当たりの部屋が図書室だからそこにいるはずだよ。
稲荷崎に知り合いがいるってのは聞いてたけど主将とは……」
「これまたすごい人脈だな」と笑う海は余裕そうだ。いや別に、俺が南さんのこと好きってわけじゃないけど少し負けた気分だ。
「おおきに。あっと……」
「あー俺？音駒の副主将やらせてもらってる海です。」
よっと自己紹介までする海に俺は驚きを隠せなかった。
後ろの稲荷崎の2年達はコソコソと話している。
お互い食えないタイプというか、なんとも苦手なタイプだろうなと思いながらも北クンと南さんが話してる様子が想像できない。
きっちりしてる北クンとおっとりしてる南さん。
これほどまでにない美しい対比だろう。
「じゃ、行ってくるわ。
改めてありがとうな。海くん。
2年とアラン達は先体育館行っといてやー。」
そう言って俺と海の間をスっと抜けて行ってしまった。
「黒尾もぼちぼち来いよ。
主に研磨が誘導で音を上げてて、夜久は遅いって怒ってるぞ。」
「そろそろ宮城勢来るだろうから俺はそっちやってくるよ。」
そう言って海までもが俺を置いていき残った稲荷崎組と顔を少し見合せ
「あー。俺が体育館案内するよ。
荷物ある程度整理出来たら教えてな。」
と言って廊下に立って稲荷崎組を待った。
━━━━━━━━━━━━━━━
その頃のA。
『あれ、これって信介どこにいるかわかんないから悪手じゃね？』
すぐに気づいて図書室に引き返してました。笑
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びとうぃーん。(プロフ) - らうさん» コメントありがとうございます！研磨君ですね。続編ではそこそこの段階で絡ませる予定ですのもう少々お待ちください！ (2022年10月9日 14時) (
レス) id: 8763e2b648 (このIDを非表示/違反報告)
らう(プロフ) - すごく面白くてお気に入りの作品です！！よろしければ研磨くんとの絡み見たいです、、、これからも応援してます！ (2022年10月9日 13時) (レス) @page46 id: 246f941ca2 (このIDを非表示/違反報告)
びとうぃーん。(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！これからも出来るだけ更新し続けららるよう努力致しますので今後ともよろしくお願いします！ (2022年10月6日 7時) (レス) id: 8763e2b648 (このIDを非表示/違反報告)
りん - すごく面白いです！更新頑張ってください！！ (2022年10月5日 23時) (レス) id: a9de40c3c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びとうぃーん。 x他1人 | 作成日時：2022年9月24日 16時
