俺の良きライバル。

Episode48 貴方side ページ50

チビ猿と店長と話している一方で、慶と俊樹の会話に耳を澄ます。するとやっぱり、私の話をしていた。だから私は言ってやった。

『じゃあ慶と諒と俊樹の知らない大学の頃の話をしてあげようじゃないの。(グラスに入っていたお酒を飲み干し)』

ってね。すると3人ともこれまでに無いくらいの真剣な目つきで話を聞き始めた。

私が大学を慶と離れた理由。それはただ1つ。
ずっとやってきたバスケを続けたかったこと、そして、体育の教師になりたいという夢を諦めきれなかったからだ。だから、インカレに出場している有名な大学へ行き、勉強も頑張りつつバスケも頑張ってきた。そこで2年のときに出会ったのが、ここのお店の店長でもある潤だった。1年のときは男女問わず「Aってカッコいい系女子だよね！」って言われたり、「A！勉強教えて！」とか毎日言われ続けた。でも2年になり、皆と違うキャンパスへ移った私は、高校のときと同じようになり、常に1人か常に男バスの部員らとつるむようになっていた。でも潤がいてくれたおかげで、楽しい学生生活を送れたけどね。そこで教育実習にもやはり行くわけで。私は主に小学校が良いとずっと言ってたから中高生との関わりはなくて。小学生に日々癒されてたあの頃が懐かしい…。無事に資格を取ったものの、生かされていないから資格取った直後は良く両親にも言われてた。「せっかくなんだから小学校で働けよ。」って。

って、こんなに長々と話してたらなんか諒のやつ泣いてるし。

『なんであんたが泣くの笑』

シ「分かんねえ、笑 けど姉ちゃん辛かったんだなって、泣」

兄ク「俺と離れた理由が分かってスッキリしたよ。ありがとな。(頭ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ)」

友1「そんなことがあったんだな、泣」

『なんで俊樹まで泣くのー？！おかしいって！ほら！飲むよ。(全員のお酒を注ぐ)』

こうして大学生活を話し終えた私。もう最高の気分なのでまだまだ飲みまーす！！

『ねえー、ストーリー撮ろ。(慶の携帯を奪い)』

シ「あはは笑 最高すぎ笑(動画に収めツイートする)」

友1「諒くんと初対面だけど、これいつもなの？笑」

シ「ほとんど姉ちゃん酔っ払うとこんな感じっすよ笑」

『りょう、余計なこと言わんでいい！(軽くパンチ)』

兄ク「なあ、本当に飲みすぎ。(Aのグラスを奪い)」

まだまだこの日の夜は続きそうです♡

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大変だ…！！
お話の容量がいっぱいなので中途半端すぎるけど続編へGO！！

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