柱は私の虜

戦い(4) ページ31

きゃーーーー！！！！

なんで私、落ちてるのぉ〜！！

甘「わわ！！ぶつかるっ！！」

ガシッ

甘「！？」

私が深い穴に落ちて地面に顔面をぶつけようとした時、誰かが私を横抱きにした。

小「甘露寺大丈夫か？」

甘「い、伊黒さんっ！助かったわ！ありがとう！」ｷｭﾝｷｭﾝ

小「っ、あ、ああ」ﾌﾟｲｯ

照れてる伊黒さん素敵っ！

それより、、、ここどこかしら？確か私達はかなちゃんを探しに行こうってなって･･･その後、琵琶のような音がして･･･落ちた。

私達が落ちたってことはきっと他の皆も落ちてるよね･･･。皆大丈夫かな？

ベベン

っ！この音！さっきの音だわ！

甘「伊黒さん！」

小「ああ。行くぞ」

甘「はいっ！」

伊黒さんも音がした時点で相手が上弦の鬼だと言う事がわかったみたい。

私達は2人で音がした方へと向かった。

････････････････････････････････････････････････
甘「あーっ！見つけた。伊黒さんあっち！」ﾕﾋﾞｻｽ

私は琵琶のような音を出している鬼を見つけ伊黒さんにその居場所を伝えた。

そしてその鬼の目をよく見ると上弦の肆と書いてあった。

甘「(やだ、上弦だわ！大丈夫かしら！？)」

そう思いながらも攻撃を仕掛ける私。

ベンッ

あっ！

ゴンッ

ﾋｭｰｰｰｰ

え、え？！恥ずかしいわ！ちょっと焦っちゃった！力みすぎちゃった！私何してるのかしら！！

バッバットンッ

小「甘露寺。相手の能力が分からないうちはよく見てよく考えて冷静にいこう」ﾃﾚﾃﾚ

甘「はい」ﾃﾚﾃﾚ

鬼に落とされてから伊黒さんに2回も助けられちゃったわ！私も頑張らなきゃ！

ベンッ

っ！何とか避けきったわ！

甘「！？伊黒さん！！」

私は何とか避けきったけど伊黒さんにはものが迫ってきていた。

でも私が心配するほど伊黒さんは弱くない。そう思い、私はもう一度攻撃を仕掛けた。

甘「ヤァ！」

ベンッ

･･･き〜〜〜〜！！

小「蛇の呼吸 弐ノ型 狭頭の毒牙(きょうずのどくが)」

ベンッ

小「！！」

ﾁｯ、血鬼術の殺傷能力はそれ程でもないが･･･煩わしさと厄介さは随一だな！！

これは癪に障る長丁場になりそうだ。

甘「もーー！すっごい下まで落ちちゃった！！もーー！！」

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