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「えー・・・太郎くんはー」
銀さんの指さした先は・・・僕の眼鏡。
「コレになりました。めでたしめでたし。」
「僕の眼鏡が太郎ゥゥゥゥ!!??しかもこれのどこにめでたさがあるんだ!」
「マジあるか!?太郎、新八の眼鏡になったアルか!?うおおおおお!!太郎ゥゥ!」
神楽ちゃんは僕の眼鏡を取り上げた。
「え・・・ちょ・・・神楽ちゃん!?」
パリーン
「何やってんのオオおお!!???」
「太郎オオ、オマエ新八ごときの眼鏡になりやがってェェ!!這い上がって来い!!地獄のそこから這い上がって来い!!」
神楽ちゃんのこぶしによって、僕の眼鏡は粉々になった。
━━━━━━━━・・・
「なんだ、全部嘘だったアルか・・・」
「当たりめェーだ、そういう大人のジョークにも笑ってごまかせるそうになんねェと、この世の中大変だぜ?・・・にしても新八に眼鏡がないとなんか物足りねェーな。やっぱ、新八の99パーセントは眼鏡だもんなァ。」
「こうなった半分は、アンタのせいだよ。」
そう言いながら、僕はAちゃんの腕を引いた。
ビリビリ
「え、ちょ・・・ぎやああああああ」
なぜか、A.ちゃんから発せられた電流。僕の体に電気が流れた。
「A、どうしたアルか?」
僕が倒れている間、僕を心配するどころかAちゃんの心配をする神楽ちゃん。Aちゃんを見ると、彼女自身が首を傾げていて不思議そうにしていた。
「・・・あれじゃね?眼鏡を失った新八は、いわゆる眼鏡新八の1%程度しかないだろ?」
「いや、それおかしい!おかしいですよ!新八の本体は僕!100%僕!」
「まーとりあえず聞けって。んで、Aはその1%ごときの新八だけじゃ判別できず、警戒しちまったってとこだな。しゃーねェーから、こいつを使って」
銀さんは、油性ペンで僕の顔に眼鏡をかいた。
「え・・・ちょ・・・ええええええええ!!???」
「いいからいいから、A、手をだせ。」
銀さんはAちゃんと僕の手をつないだ。電気はピタリと止み、それ以降は流れなくなった。
「「おおおおお!!!」」
「・・・・・・・」
僕とAちゃんの絆ってこんなもんだったのか、と素直に落ち込んだ。
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早桃 - めっっっちゃ好きです、、、。これは神作品に出会ってしまったぞ!続きが気になりすぎますゥ゛ゥ゛ゥ゛! (2022年4月5日 23時) (レス) @page31 id: 636f4996a9 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - ナツメさん» よろしくです!! (2020年6月11日 7時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
ナツメ(プロフ) - printemps(プランタン)さん» プランタン様、コメントありがとうございます!更新を喜んでいただいて嬉しいです。今後ともよろしくお願いします!! (2020年6月11日 2時) (レス) id: a56d032004 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - わーい!更新されてら (2020年6月9日 9時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
ナツメ(プロフ) - 常夏さん» 常夏様、返信が遅くなり申し訳ありませんでした。コメント、ありがとうございます!!今回漸く更新しました。スローで申し訳ありませんが、頑張って今後も更新できればと思います^_^ (2020年6月9日 4時) (レス) id: a56d032004 (このIDを非表示/違反報告)
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