二歳児女児は坂田銀時の娘？vol.2【銀魂】

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「………大切、ね。本当にそう思っているというなら、随分とおめでたい。」








ドサッ


青年が呟いた瞬間、山崎の背後で音がする。山崎が振り返ると、Aが苦しそうな表情で倒れていた。
先程とは一転したその光景に山崎の瞳は丸くなる。ハァ、ハァと苦しそうに呼吸するAに対して心配の気持ちもあるが、それと同時に怒りも沸き起こった。






「アンタ、Aちゃんに一体何をしたんだ！！」






「…………何を、とは？彼女をこのようにしたのは貴方達だろ！」






山崎の怒りの上を行く剣幕で青年は怒鳴る。青年の言葉と様子に、山崎の方が言葉を失った。



いいか、と青年は続ける。




「その腕についている鈴は、彼女の能力を抑える抑制装置だ。こんな物がついてる中でボンボン能力を使われてちゃ、とてもじゃないけどこの子の身体がもたないぞ。」



シャラン
シャラン
シャラン



「抑制、装置....？」





まるで制限時間を表すように鈴の音が忙しく鳴り響いていた。

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