23話 ページ23
「こちらの商品はいかがですか？きっとお似合いですわ！」
『ぁ......いや、えっ、と』
「A、嫌いなら無理するなよ？」
＿＿＿＿と、クルーらが宴の準備している間は兄貴のシドと過ごす予定だ。
目の前の美人な女に、先からお似合いだお似合いだと服を進められるが
どれも花柄だとかピンクだとか。こういうの苦手なんだって。
……いや、本心はこういう服を着たことが無くて、戸惑っているだけで......
スカート、か。いや、やめだ止め。
いつも通りの服でいい。
『っと、その……白いシャツと黒いズボンを何枚か、欲しいだけで』
「っあ！そうでございましたか！でしたらお客様、こちらの種類いくつか御座いますので、お試着室へ！ご案内いたします！」
『い、いいいや！まっちが！』
「っくっく・・・・・・・・ふふ！」
『あ、兄貴も笑うな！……斬るぞ』
「……。」
＿＿＿＿「有難う御座いました〜〜〜!!」
『で、次は……何か必要なものでもあったか？』
「化粧品とか……服はそれだけでいいのか？」
『そんなもの使わない。大抵の女は皆香水やら下着やらで金を使うんだろうけどな』
「ん〜……あ、A下着買ってなくないか？」
兄貴のその一言でハッとする。そう言えば買ってないな。
ここらへんで下着屋なんてあるのか？そう思っていると、兄貴が手を取って自分を引っ張っていく。
『っわ、何処に行くんだ兄貴』
「下着、買いに行くんだろ。さっき見た」
『兄貴、いつの間にそんな店見たんだよ』
「あー……いや……た、たまたま」
あからさまに焦る兄貴……何故だ？
頭の中が‶?″だらけになりながら兄貴に引っ張られ付いた場所は、キラッキラと輝き、甘い香りを漂わせる＿＿＿＿ランジェリーショップだ。
何の躊躇もなく入っていく兄貴だが、当の自分は初めて入る店に余計、頭が混乱した。
おいおいおい、こんな、こ、こんなあからさまな店さっき見なかったぞ!!
「いらっしゃいませ〜！お客様ッ」
「コイツにあう下着……あー10ぐらい選んでくれ、好みはこいつに合わせて。派手なもんは好まないからシンプルなもんがいい」
「承知いたしました。それではお連れのお客様!こちらの試着室へご案内いたしますっ」
これまたボンキュッボンなお姉さまに半場強制的に連れられた試着室。
目の前がグルグルと回り、もう爆発寸前。
扉ごしから聞こえてきた兄の声はもう聴きとれなかった。
「試着室の前で待ってるから、好きなもん選べよ〜」
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錦戸。(プロフ) - 蜜柑さん» 有難う御座います。白ひげ海賊団いいですよね^^ (2018年4月10日 17時) (
レス) id: 203568ffd1 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - 錦戸。さん» 白ひげ海賊団大好きなので続き楽しみにしています (2018年4月9日 3時) (レス) id: 77722fac74 (このIDを非表示/違反報告)
錦戸。(プロフ) - 黒猫の涙さん» 有難う御座います、そう言って戴けて嬉しいです。更新頑張りますｂｂ (2018年4月4日 5時) (レス) id: 203568ffd1 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫の涙 - 面白い！！続き読みたいです！楽しみにしてます。更新頑張って下さいo(*⌒―⌒*)o (2018年4月3日 23時) (レス) id: 857950a1df (このIDを非表示/違反報告)
錦戸。(プロフ) - わお、60位……ちょっともう怖くなってきてます。有難う御座います。 (2018年4月3日 22時) (レス) id: 203568ffd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：錦戸。 | 作成日時：2018年3月31日 19時
