おばかなあの子 ページ32
失踪、本当に申し訳ありませんでした…。
絶賛スランプなうなうです、重ね重ね申し訳ない……。
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風見side
「じゃあ、詳しいことはまた追って連絡するゾ…今日明日はゆっくり休んで心と体を休めてくれ」
あの後、生徒会長にそう言われて私は帰らされた。
1人で大丈夫かとも言われたけど、待たせている友達がいる、と言って許してもらった。さすがに、これ以上さっきまで初対面だった人達に迷惑を掛けたくないし、先生たちもすることが沢山あるだろうから。
…レウくん、もう帰っちゃったかな
そう考えると、時間を無駄に食わせてしまったのが申し訳なくて、でもまだ待ってくれてるのかもという期待もあって、私は階段を駆け下りて靴箱に向かう。
上靴から履き替え、まだ履きなれない少し硬いローファーで、舗装された道を走る。
もしかしたら、もしかしたら……！
昇降口の塀より、少し背の高い彼。
…その、目立つ2つ耳の生えた黒い帽子が、塀から覗かせていた。
「…いた……！！」
「うぉ」 「…！」
レウくんの姿が目の前に現れて、私は安心したのと疲れたのとで、しゃがんで肩で息をする。
…なぜだか声が2つした気がして、ちら、と上を見る。
……らっだぁ君がいたのは分かったけれど、静かな顔をして怒っているレウくんなんて、知らない。
_ _ _
「ぅ……遅れて、ごめんなさい……」
「………」
そう言ったあと、レウくんが何か言う気配は無くて。
ぺちっ
レウくんは静かに近づいてきて、私にデコピンを食らわせた。
「ぅっ」
「…おばか！」
「遅くなるなら連絡してって俺言ったじゃん、先帰ったかと思ったし……」
「そーだぞー」
「はい………」
何だかお母さんみたいだな、なんて思ってしまったのはひみつ。
「A1人で帰らせちゃう所だったんだからね」
「うんうん」
「…え？」
「てかさっきかららっだぁ相槌ばっか」
「ん゛ん゛ん゛っっ、だってさぁ……」
私の事を1人で帰らせちゃうかもって、怒ってた…？
暫くその言葉の意味が噛み砕けなくて、少し戸惑ってしまう。
……そっか、2人は私の事を、ちゃんと、ちゃんと待っててくれたんだ。
心配してくれたんだ、という気持ちで心がぽかぽかとするのは、きっと素直な、綺麗な感情ではないんだと思う。
でも、その事実が私にはたまらなく嬉しくて。
「帰ろっか」
私は全てをリセットするように、2人の手を握った。
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ハク - 軍パロとか見てみたい､、煮干し受け取ってくれたら嬉しいです、、、 (5月3日 7時) (
レス) @page40 id: b87c231ef8 (このIDを非表示/違反報告)
社(プロフ) - ポキ男さん» これからはniさんの受難が増えていきます…笑 コメントありがとうございます！ (5月1日 21時) (レス) @page40 id: 573037bf60 (このIDを非表示/違反報告)
ポキ男 - niさんの「ああ、、、アーメン、、」がすごい好き、、、 (2023年4月18日 4時) (レス) @page19 id: 9d80ea5bad (このIDを非表示/違反報告)
社(プロフ) - ななさん» ！！？？？！！ごめんなさい今気づきました…！！2つ試作していたのが片方非公開になってなかったみたいです。すみません、御指摘ありがとうございます！ (2023年4月16日 10時) (レス) id: 573037bf60 (このIDを非表示/違反報告)
社(プロフ) - ユキさん» わ〜！嬉しいです！更新が遅いですが、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございます！ (2023年4月16日 10時) (レス) id: 573037bf60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：社 | 作成日時：2022年9月4日 15時
