"かわいそう"なあの子 ※ちょっと注意 ページ26
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「だから先手を打つことにしたんだ…生徒会もね、権力こそあれど所詮ガキの集まりなんだ。ちょっと遅れたって怒られはしないよ。子供なんだもの。」
「ねぇ、なんでこうなっているか分かる？風見さん、いやA？君の、君のせいだよ。君が僕を誑かしたから…」
怖い。こわい。こわい。
「せんせ、やだ、こないで」
今日はいい事が沢山あったから。沢山ありすぎてしまったから。今その分の罰が、与えられるの？
なんで、どうしてよ。
シャオちゃんと朝一緒に話せたから？らっだぁくんとお友達になれたから？レウくんと一緒に帰れるから？
他のみんなは沢山お友達がいるじゃない、私だって、みんなみたいに遊んだり、買い物したり、お話したりしたいだけなのに。
前と、同じなの？
ううん、違う。それも、悪い方向に。
兄さんたちはきっと気付いていないから、あの時みたいに助けてはくれない。
じりじりと先生が近寄ってくる。私は足音が近寄る度に後ずさって、遂には背中が壁に着いた。
「ねぇ、Aは僕だけじゃなくて他の先生も唆しているよね。渋谷先生とか新田先生とか。南雲くんもだよね。ああ本当にイケない子。生徒会に会う前にもう既成事実作っちゃおうね。一緒に学校やめようね、罪を、償わないといけないね。」
助けて、助けて。
「や、だ…助けて、たす、けて……！！」
「ハハハ！！Aは本当におバカさんだなぁ！ここは4階で今は放課後。防音機能も付いてるのに…余っ程運が良くないと、誰も通りかからないよ？…ああ泣かないで。今からとっても幸せで、楽しいことを一緒にするんだからね。君に涙は似合わないよ、ほら、拭ってあげるね…」
状況が違えばとても格好いい言葉を並べているはずなのに、今はただただ気持ち悪いとしか思えない。
ニタニタと気味の悪い笑みを浮かべる先生の伸びてくる手を、私は押し返すことで精一杯だった。
「やだ、やだ……！！」
「チチチチィーーーッッッス！！！！！！」
射し込む光と共に入ってきたのは、
「…と、りぃ、く」
緑色の、ヒーローみたいな人。
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ハク - 軍パロとか見てみたい､、煮干し受け取ってくれたら嬉しいです、、、 (5月3日 7時) (
レス) @page40 id: b87c231ef8 (このIDを非表示/違反報告)
社(プロフ) - ポキ男さん» これからはniさんの受難が増えていきます…笑 コメントありがとうございます！ (5月1日 21時) (レス) @page40 id: 573037bf60 (このIDを非表示/違反報告)
ポキ男 - niさんの「ああ、、、アーメン、、」がすごい好き、、、 (2023年4月18日 4時) (レス) @page19 id: 9d80ea5bad (このIDを非表示/違反報告)
社(プロフ) - ななさん» ！！？？？！！ごめんなさい今気づきました…！！2つ試作していたのが片方非公開になってなかったみたいです。すみません、御指摘ありがとうございます！ (2023年4月16日 10時) (レス) id: 573037bf60 (このIDを非表示/違反報告)
社(プロフ) - ユキさん» わ〜！嬉しいです！更新が遅いですが、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございます！ (2023年4月16日 10時) (レス) id: 573037bf60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：社 | 作成日時：2022年9月4日 15時
