11. drive ページ12
.
やってきたのは米花ホテル駐車場。
「赤井、これは……」
「俺の車だ。シボレーを買った」
赤井は車を購入していた。運転席は左側
「早いわね車買うの。センス良いじゃない」
「フ……お前が俺の車に乗る、最初の女というわけだ」
「え…いいの?ジョディじゃなくて」
「かまわん。仕事だからな」
「で、どこに行くの?」
「……ドライブ」
「はあ?意味分からないんだけど。仕事なのにドライブって……」
なんと、仕事だと言う割にドライブに行くという赤井。当然意味がわからなかった。
「試し乗りに付き合えと言ってる。慣らさないとな」
「……分かった。事故起こして殺さないでよ?」
「お前は一言多いぞ。心配するな、常に安全運転してやる」
Aは右の助手席に座り、シートベルトを着用する。赤井は車を走らせた。
「わ〜イイ感じだよ赤井!」
「そうか、それは良かったな」
「私、新車の匂いで酔ってしまうの。けどもう車の芳香剤つけてるみたいでよかった」
「お前がそうなってしまうのは分かっていたからな。Aの好きなフローラル系の匂いにしてみた」
「え?」
赤井はAが酔ってしまうのを知っていた。なのでシボレーを買った直後に芳香剤も買ったらしい。しかもフローラル系が好きだと言うことも知っている。
「確かジョディやジェイムズが新車を買った時もそう言っていたろう?タクシーの匂いも嫌いだったな」
「だいぶ前のことよ?よく覚えていたわね」
「……俺は、記憶力がいいんでな」
「へぇ〜そうだったの。羨ましい、私記憶力あんまりないから」
「そうか、皆無か」
「皆無とか言ってない!あんまりないって言ったのっ、失礼しちゃうわね」
「フ…」
ムキになるAを見て赤井は笑った。
しばらくすると赤井は、外の景色を見ているAにある質問をする。
「なあ」
「ん?なーに?」
「Aはなぜ俺とジョディをくっつけた」
「え、なぜって…あなたにジョディの事どう思うって聞いたら好きだって言ったからよ」
「俺は彼女の事を、仲間として好きだとは言ったが恋愛感情とは一言も言ってない」
「………そうだっけ?」
記憶力の良い赤井は鮮明に覚えているのだが、Aは全く覚えてなかった。
***
4年前、本部の屋上でタバコを吸う赤井にAは話しかけた。この時、赤井は髪が短い。
『ねえ赤井!』
『なんだ?A』
『突然なんだけど、ジョディの事どう思う?』
ニコニコしながらAは赤井に問う。
302人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
touko(プロフ) - Yumiさん» 赤井さんかっこいいですね!私も早くくっつけたいですがまだ先になりそうです(笑) (2020年2月17日 22時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
Yumi(プロフ) - 赤井さんかっこいい!早く付き合ってー!! (2020年2月17日 22時) (レス) id: 21adf2ae7d (このIDを非表示/違反報告)
ひな - はい!はじめましてです!分かります(*´ω`*) 赤井しゃんカッコイイです。一緒ですね♪ (2020年2月5日 1時) (レス) id: 623759395b (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ひなさん» はじめまして!赤井さんかっこいいですよねっ!私も大好きなキャラです(*´∀`*) (2020年2月4日 21時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 私も赤井しゃん好きなので嬉しいいです! (2020年2月4日 19時) (レス) id: 623759395b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kyoko. | 作成日時:2020年2月3日 14時