思わせぶり？ ページ41
「もう…またからかって！やめてよっ」
「ごめんごめん。でもいいでしょ？
柿原とずっと一緒にいた罰だよ」
隣にいる事には変わりない。
「罰って…しょうがないもん。私も後で怒っとく」
「そうして。ねえ…ドキ ドキしたでしょ？」
「………し、してないわよ/」
「いや、してたね。Aさんてさ…
俺の声好きだよね？」
「………」
図星だった。Aは良平くんの声が好きである。
「また赤くなった。図星か！嬉しいよ」
「い、いいから景色見てよ…」
「わかったよ。もうすぐ花火があがるからね」
「うん」
良平くんは景色を見た
「すごい綺麗だなー。Aさんみたい」
「まぁ〜たそんな事言う。怒るわよ」
「いや、これは本当だから」
「え…」
「綺麗だよ、Aさんは。
自信もっていいんじゃない？」
「あ、ありがとう？」
「疑問形かよ。ほら、Aさんも見て。
花火あがるよ」
「うん」
ピュ〜っと音を立て、バーンと花火が上がった。
「わ〜！素敵！」
「うん、ほんとにね…」
目をキラキラさせてはしゃぐA
その姿がとても愛しく感じた良平くんは…
「わおっ、土星の形ー！すごーいっ」
「…Aさん」
「ん？」
Chu…
「えっ…！」
ほっぺにキスされてしまった
「良平くん!?」
「さ、もうすぐ地上だよ」
「………」
何事もなかったかのように接する良平くん。
「お疲れ様でしたー！足下気を付けて下さいね」
観覧車を降りた二人は、ゲートを出た
「さて、もう帰ろうか。今日は疲れたね、送るよ」
「ねえ良平くん」
「なに？」
「なに？じゃないわ。さっきのキスはなによ…」
「あぁ、はしゃぐAさんが可愛くてつい、ね」
「つい？……そういうのはもうやめて」
「なんで？」
「そういうのは軽い気持ちでするものじゃないわ。
された人みんな勘違いするわよ。その前の
キスしようとした時だって…冗談とはいえ！」
Aは少し強めの口調で言った。
「…いや、した人なんて───」
Aさんだけだと言おうとするも遮られる
「私は確かにあなたにキスしたかもしれないけど…
だからって調子に乗らないで」
「ごめん…ごめんねAさん」
「今日は私、一人で帰るから送らなくていいよ。
それじゃあ…」
Aは怒って帰ってしまった。弄ばれてると思ったようだ。
「あんなのAさんにしかしないって…
本当に可愛かったから……はぁ、
ちょっとやりすぎた…改めて謝ろう」
深く反省した良平くんだった。
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りさち(プロフ) - はじめまして！私も良平さんファンなので、読んでてニヤニヤしちゃいました！あと勝手ながらボードの方にもメッセージ送るで、読んでくれたら嬉しいです。 (2019年8月9日 14時) (
レス) id: 41b914f6ac (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - 雨さん» はじめまして！良平さんとてもカッコイイし、良い声してるし、演技も上手ですよね(*^^)こちらこそコメントありがとうございます！ (2019年8月7日 17時) (レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 初めまして！良平さんファンなので、とても嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年8月7日 17時) (レス) id: ea14547cbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko. | 作成日時：2019年8月5日 21時
