seigaku.32 ページ32
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Aは自分の分はサンドイッチを作っていた
「………」
お腹空いていたのか、黙々と食べる手塚
「あの、どう？お味の方は」
「あぁ、すまない…
あまりに旨くて食べるのに夢中だった」
もうほとんど食べてしまっていた
「本当？嬉しいっ」
「初めて食べた。女子の作った弁当は」
「今までお弁当差し入れした子とかいなかったの？」
「何人かいたんだが…断っていた」
「どうして？」
「練習が忙しくてな。それに母の弁当を持っているし、
食べる機会がない。俺はそこまで大食いではないからな」
「そうなのね。そのお弁当はその子達どうしたんだろ」
「それは桃城にやっていたようだ。
あいつはよく早弁をしているらしいからな」
「早弁のことは翔哉から聞いてたわ。
よく先生にバレるって」
Aは笑った
「全くあいつは…油断しすぎている」
「フフフ」
「ごちそうさま、とても旨かった。
出来ればまた作ってはくれないだろうか？」
手塚はAのお弁当をとても気に入ったようだ
「うん、また作ってあげる。ありがとう！」
「お礼を言うのは俺の方だ。本当にありがとう」
手塚は笑った
微笑むのではなく笑ったのだ
初めてみたAはドキッとした
「っ、て…手塚君」
「ん？」
「なんでもない…っ、私もごちそうさまでした」
「水野？」
Aはなんか照れくさくなり、弁当箱と
水筒をカバンに入れて立ち上がった
「さ、テニスの続きしよう？」
「ああ、そうだな」
すると…
びゅううううぅ…!!!
「あっ!!」
「！！！」
いきなりの強風。
どうなったかわかりますよね…
そう
手塚に下着を見られてしまった…
すぐスカートを抑えたが遅かった
「………だ、大丈夫か」
「………見た、よね」
「すまない………」
手塚は気まずいのかAから視線を逸らす
「嫌ーもう、恥ずかしい…っ」
顔を両手で隠した
「このことは忘れる。だから気にするな」
「そ、そんなこと言われたって…」
それを見てしまったのは実は手塚だけではなかった
「超ラッキィィッ」
「この声は…」
「せ、千石君？」
後ろの草の間からひょこっと出てきたのは
さっき別れた千石だった
「Aちゃん、いちごパンツなんて
めちゃくちゃいいねぇ！たまたま通ったけど強風に感謝！
ほんとラッキィーだったよっ」
「もう最悪……柄を口に出さないでバカ！」
手塚の前なので余計に恥ずかしかった
(俺だけではなかったのか……初めて見てしまった。
水野にはああ言ったが、忘れられないかもしれない…)
と手塚がそう思ってるとは知る由もない
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赤 - 声のほうの小説も続きが見たいです… (2020年7月18日 0時) (
レス) id: 8e11450e23 (このIDを非表示/違反報告)
yukinem(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！楽しみにしています！ (2020年5月22日 23時) (レス) id: 306a0f46b6 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - うたプリ大好き?さん» お返事遅くなりました！少しずつ更新していきます！ありがとうございますっ (2020年5月22日 23時) (レス) id: 4e969b708c (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - yukinemさん» お返事遅くなりました！ありがとうございます！！ (2020年5月22日 23時) (レス) id: 4e969b708c (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか？ (2020年1月16日 2時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.
x他1人 | 作成日時：2019年6月7日 20時
