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black.129[Jealousy] ページ29

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工藤邸に戻ってきたAと昴

「はぁ、なんか疲れちゃいましたね…」

「そうですね、今日はもう休みましょうか」

「はい。それにしても…
コナン君が無事で本当によかったですね」

「まあ、あの子なら大丈夫だと思っていましたよ」


クリームシチューを食べてすぐ、
Aはお風呂を沸かして先に入った


「お風呂お先しました」

「はい。あの、菜々さん」

「なんでしょう?」

昴はAに聞きたいことがあるようで。


「あの子…バイクで犯人を吹っ飛ばした子と
知り合いなんですか?」

「あぁー世良真純ちゃんですか、
この前、毛利探偵事務所の前で出会って」

「ほぉ、そうだったんですか」

「ボクっ娘なんですけど、可愛いんですよね」

(真純、大きくなったな…あいつも)

真純は赤井の実の妹。歳は約15離れている


「では毛利探偵とも知り合いだったんですか?
蘭さんとしか会ってなかったと思いまして」

「実は平次君たちが1週間工藤邸(ここ)に来た
最終日に見送りした帰り、ポアロに寄ったら
毛利さんがいてそこで会いました」

「なるほど…毛利探偵はあなたの声が聞けて、
嬉しいと言っていたみたいですが?」

何故か根掘り葉掘り聞いてくる昴に
Aは不思議に思った

「え、聞こえたんですか?あの会話…」

「ええまぁ。結構漏れてましたよ」

「実は自己紹介した時に、
部屋にあるんですけど、薔薇の花をもらいました」

「薔薇…ですか?」

「はい。私薔薇の花、結構好きなんです」

花瓶に飾ってある1本の薔薇。
この前の風邪の時にAの部屋に入ったが、
気づかなかった

「その、なんか私の事…自分で言うのもなんですが
お美しいと言われ手を握られまして;」

「………」

黙り込み、眼鏡を上げる仕草をする昴
どうやら嫉妬しているようだ


「昴さん?」

「確かに、あなたは美しいです」

「?」

「しかし誰にでも笑顔を振りまいてはいけませんよ。
勘違いしてしまいますからね」

ちょっと強い口調で言い放つ


「い、いや…私は笑顔なんて振りまいてないですし…
逆にグイグイ来たんで少し引いてしまいまして…」

「…っ、そうだったんですか。すみません…」

「昴さん…」

少し冷静になり、昴は部屋に戻った
しかし男性から花を貰ったことにはまだ
嫉妬しているようだった。
自分はまだあげたことがない


(まあ毛利探偵ならいいが…
安室君から貰ったのなら余計嫉妬しそうだ
……嫉妬なんて、今までしたことないのだが)

それだけ赤井はAが好きでたまらないのだ

black.130→←black.128 〃



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poco(プロフ) - 初コメ失礼します!とても面白くてすぐ読み終わってしまいました!続きが気になります!更新楽しみにしています! (4月23日 4時) (レス) id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ゆかさん» 大好きと言って頂き恐縮です!ありがとうございます\(^o^)/ (2020年2月28日 0時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - お話大好きです!楽しみに更新待ってます。 (2020年2月27日 22時) (レス) id: 44e2ced5af (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます! (2020年2月5日 22時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - こんには、お久しぶりです。ベルモットです。引き続き読ませて頂きました。 (2020年2月4日 20時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kyoko. | 作成日時:2019年5月22日 20時

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