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black.119 ページ19

秋…

Aは炊事当番なので散歩がてら歩いて買い物に行った

ポアロの前を通りかかると、ベレー帽を被った少年が上の毛利探偵事務所を眺めている

(何かしらこの子…)

すると目があった

「こんにちは」

「え…あ、こんにちは」

「なあ、あんたボクの事じーっと見てただろ?」

近くに寄ってくる少年。よく見ると…


(どこかで見たことあるような…?)

目の下にクマがある子だった。赤井もクマがあり、その共通点に気づいていないAはどこかで見たことあるとだけ思ったようだ


「なあ、聞いてるのか?」

「あ、ごめんなさい。男の子…よね?」

「いや、ボクは女だよ」

「えっ、そうなんだ…!
男の子って思ってた」

「よく間違えられるんだ。
名前教えてよおねーさん」

「有森菜々よ」

「菜々さんだな。ボクは世良真純!
帝丹高校2年B組さっ」

「あら、蘭ちゃんたちと同じクラスなのね」

「蘭くんと園子くんと知り合いか!」

何故かニコニコする真純


「ええ、まあね。
ところで蘭ちゃんの家に遊びに来たの?」

「実は今日、西の高校生探偵が
探偵事務所(ここ)に来るって聞いたんだ。
ちょっと会ってみたくてね」


服部平次が探偵事務所に来るらしい

「へえ、平次くんがねぇ〜」

「そいつも知ってるんだなー!」

「ええ、とても人懐っこくてね。
すぐ仲良くなったのよ」

「そっか。よかったら菜々さんも来なよ」

「ううん、私はいいわ。家に帰るから」

「そうか?残念だな…」

「スーパーで買い物結構したしね」

両手に大きいレジ袋を2つずつ持っていた


「す、すごい買ったな」

「買いすぎたわ;それじゃあね」

「ああ、またな菜々さん!」

世良真純と別れ、工藤邸に帰るA


すると今度は…

プップー!
クラクションを鳴らす車。後ろを見ると

「ん?」

「菜々さん!」

車の助手席の窓を開けて話しかけてきたのは
安室透だった

「あ、安室さん」

「今スーパーの帰りですか?」

「はい、そうです」

「結構買いましたね!重いでしょう?
よかったら僕が送りますよ」

安室が車で送ってくれると言う
しかしAは断った

「大丈夫ですよ。一人で持って帰れますから」

「遠慮せずにどうぞ!」

「本当に大丈夫です、
運動がてら歩いて帰ります」

「そうですか?そこまで言うなら…」

ピリリリ!
安室の携帯に着信が。そして安室の顔色が変わる

「……」

「どうかしました?」

「いえ、何も。
それじゃあ菜々さん、お気をつけて…!」

「はい」

安室は窓を閉め、車を脇に停めると電話に出た

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poco(プロフ) - 初コメ失礼します!とても面白くてすぐ読み終わってしまいました!続きが気になります!更新楽しみにしています! (4月23日 4時) (レス) id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ゆかさん» 大好きと言って頂き恐縮です!ありがとうございます\(^o^)/ (2020年2月28日 0時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - お話大好きです!楽しみに更新待ってます。 (2020年2月27日 22時) (レス) id: 44e2ced5af (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます! (2020年2月5日 22時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - こんには、お久しぶりです。ベルモットです。引き続き読ませて頂きました。 (2020年2月4日 20時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kyoko. | 作成日時:2019年5月22日 20時

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