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black.113 〃 ページ13

「阿笠博士ー!哀ちゃーんっ」

大きな声で呼んでも返事はない


「二人とも一体どこへ…」

昴が呟いた時

プルルル、プルルル…
固定電話が鳴る

「わ、びっくりした…」

昴が受話器を取り電話に出た

「もしもし」

『……!』

プツッ
ツー…ツー

「切れてしまいました」

「無言電話ですか?」

「ええ…」

プルルル!
ガチャ

「はい」

もう一度かかってきて再び昴が出る。しかし

プツ
ツー…ツー…

「また?」

「………」

「昴さん…?」

「もしかしたら、
何かの事件に巻き込まれてる可能性もありますね…
どうしたものか」

顎に手を添えて考える昴
Aも考えてみた

「あ、そうだわ」

「どうしました?菜々さん」



Aは自分が掛けている眼鏡、
追跡眼鏡αに追跡機能があることを思い出した

ボタンを押すとアンテナが伸びた

「追跡眼鏡ですか?」

「この眼鏡は博士にもらったんですよ。
コナン君達のバッジに反応してます!」

「では僕の車で捜しに行きましょう。
菜々さん、ガイドをお願いします」

「わかりましたっ、ナビします」

昴の車で子供たちや博士を捜しに向かった





***

「どうやらこの廃ビルにいるみたいです」

車から降りた二人は裏口のドアを回した
すると、鍵がかかっていた

「鍵がかかっていますね。こじ開けますか」

という昴。しかしAはそれを止めた


「もし犯人とかいたらバレちゃいますよ…」

「そうですよね」

「…こうなったらアレを使うしかないわ」

「菜々さん、何を…?」

するとAは跪き、ピッキングする
カチカチカチ…

(ほお…ピッキングなんか出来るのか。いつの間に)

ベルモットと居たときから鍵開けは得意になっていた
因みに新出医院の鍵を開けたのもAである

カチッ

「開きましたよ昴さん」

「すごいですね菜々さん、
どこでピッキングを習ったんですか?」

「まあその…色々ありましてね。
それより早く行きましょう!」

「そうですね。
僕から離れないようにしっかりついて来て下さい」

「はい」

Aは昴の服の裾を掴んだ


階段を上がって行くと

「おい!ガキはいたか⁉」

もう少し上の階から聞こえる

「やだ…犯人かも」

「………」

ドアがひしゃげており、ピッキングも出来ない

「開きませんね。昴さんどうしますか?」

「あそこの窓から入れそうですね」

「うわ…瓦礫がすごい」

ドアのから少し離れたとこにある窓。
先程の地震が原因で瓦礫で塞がれていた。
その拍子で窓ガラスが割れている

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poco(プロフ) - 初コメ失礼します!とても面白くてすぐ読み終わってしまいました!続きが気になります!更新楽しみにしています! (4月23日 4時) (レス) id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ゆかさん» 大好きと言って頂き恐縮です!ありがとうございます\(^o^)/ (2020年2月28日 0時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - お話大好きです!楽しみに更新待ってます。 (2020年2月27日 22時) (レス) id: 44e2ced5af (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます! (2020年2月5日 22時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - こんには、お久しぶりです。ベルモットです。引き続き読ませて頂きました。 (2020年2月4日 20時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kyoko. | 作成日時:2019年5月22日 20時

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