ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫 (ページ13)

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妖怪が目覚めた日…11 ページ13

次の日、花から実が実り、夕方になっていくと実がどんどん大きくなる

まな「ねぇ、Aと目玉のおやじさんと鬼太郎は、何で人間を助けてくれるの？」
目玉おやじ「それは、鬼太郎が赤ん坊の時な、水木という青年に助けてもらったんじゃ。だから、その恩返しみたいなものじゃ」

まな「ふぅーん…Aは？」
A「そうだね…鬼太郎と一緒に居る内にそれが当たり前みたいになってた…って今はそう言っておくね」
まな「…今は？」

吸血木から実がボヨンと落ち、その音につられてベランダに出ると実が割れて中から鬼太郎が出てくる

鬼太郎「…くしゅ」
A「鬼太郎…！」
まな「きゃぁ！」

出てきた鬼太郎は裸でまなはとっさに目を瞑りAと目玉おやじは喜び、鬼太郎に服を着させる

鬼太郎「父さん、心配かけてすみませんでした。Aも心配かけてごめんね」
A「ううん。信じてたから平気だよ」
鬼太郎「僕が動けない間にも人間が沢山吸血木にされたんですよね？」
目玉おやじ「あぁ。そうじゃ」

鬼太郎「行きましょう父さん」

目玉おやじは鬼太郎の肩に乗り、Aと顔を合わせ頷くと歩いていく…その後をまなも行こうとするが

鬼太郎「…まだ分からないのか？のびあがりは危険なんだ」
まな「でもっ！でもついて行きたい！私にも何か出来る事があるはずだよ！」

鬼太郎「…勝手にしろ」
A「…もう2度と助けないからね」
まな「分かってる」