パルモン怒りの進化！…2 ページ9
地下水路の奥から微かにざわつく音が聞こえ、耳のいいAやデジモン達はすぐに気づき、振り向く。
テントモン「あ、あの声は…」
A「ヌメモンだ…」
ヤマト「ヌメモン？」
ゴマモン「暗くて、じめじめしたところが好きで、知性も教養もないデジモン」
光子郎「強いの？」
テントモン「弱い！」
パタモン「弱いけど、汚い！」
タケル「汚いの？」
アグモン「デジモン界の嫌われ者って言われている」
丈「嫌われ者？」
真っ暗な地下水道の奥から多数の緑色のデジモンの群れがこちらへと向かってくる。
アグモン「やっぱりヌメモンだ！逃げろ！」
アグモンがAの手を引きながら逃げると合図をし、他の全員も全速力で逃げる。
太一「弱いのにどうして逃げなくちゃいけないんだよ！」
アグモン「今に分かる〜！！」
ーヌメモン (成熟期)ー
軟体型デジモン
タイプ・データ
必殺技・ウンチ
ヌメモンは自分達の″ウンチ″をA達に向かって投げつけてきて、それを避けるかのように悲鳴を上げながら必死に逃げる。
タケルが別の水路を見つけその中へと入り逃げるがヌメモンは依然と追いかけてくる…。
だが、その水路は外に繋がっていた為、日の光に弱いヌメモン達は再び地下へと引き返したのだった。
A「ヌメモン達は太陽の光に弱いの」
太一「……はぁ〜」
外に出て川沿いに沿って進むAと太一達。
全員が疲れている中、しばらく歩いていると無数の自動販売機を見つける。
ミミ「こんなところに自動販売機が…たくさん」
A「ミミ…まさか飲みたいって…」
ミミ「そのまさか！」
ミミは自動販売機に向かって走って行き、パルモンもミミを追いかけていった。
丈「ミミ君、どうせ出やしないよ！」
太一「全く…」
空「しょうがないわよ…まだ子供なんだもん」
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作者名：勿忘草
| 作成日時：2021年1月12日 16時
