【Fate/GrandOrder】賢王と創造神の愛惜Session2 2 (ページ28)

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Episode16 会議は踊る…6 ページ28

藤丸「2日…」
ギルガメッシュ「チッ…流石に速いな。最早、迎撃以外に策の打ちようがない。しかし、ナピュシテムの牙も先の攻撃の影響でかなり崩壊が進んでいる。補修を進めてはいるもののあれでは撃退は出来ん」

藤丸「他に何か…」

どん詰まりとなっている最中、ギルガメッシュを呼ぶ声がしてきてイシュタルは嫌そうな声をあげる

「地上は如何なっているのかしら～？」

藤丸「この声…」

「後から後から魂がわんさか、わんさか来るのだけど！」

ギルガメッシュがバビロンの蔵から大きな鏡を出し指を鳴らすと冥界で頭を抱えたエレシュキガルが映る

エレシュキガル「おかげで冥界は今、大混乱です！魂のケアにワニの尾も借りたい…「エレシュキガル！」…ん？って藤丸！？」

藤丸の存在に気づいたエレシュキガルは咳払いをし一旦鏡から姿を消し…そして

エレシュキガル「冥界の女神・エレシュキガル、華麗に参上したわ！」

マシュ「エレシュキガルさん物凄く優雅に登場し直しました！」
エレシュキガル「この鏡を使うという事は私に何か用かしら？ウルクの王」
ギルガメッシュ「使っておらぬ。貴様が勝手に交信してきたのだ」

藤丸「元気そうで良かった」
マシュ「あの、先程仰られていた魂というのは…」
藤丸「ウルクの人達の？」

エレシュキガルが頷きギルガメッシュがティアマトがウルクへと向かっていると現状報告をする

ギルガメッシュ「これを倒さねばメソポタミアは滅びる」
エレシュキガル「えぇ、その様ね」
ギルガメッシュ「しかし、ティアマト神は地上に命がある限り死なぬ…という所でどん詰まりという訳だ」

エレシュキガル「残念だけど私にアイディアはないわ」

イシュタル「ちょっとは考えてから言いなさいよ」

エレシュキガルは溜息を吐き鏡に移した視点を変え、沢山の魂が溢れかえった冥界の光景を見せる

エレシュキガル「見ての通り冥界は今、魂が溢れかえっていて大変なの。本来ならこんなにも賑わっていてはいけないのに…」

藤丸「前と全然違う…」
マシュ「これでは、ウルクの様相とまるで逆です」

エレシュキガル「それでも、冥界は死したる魂の眠る場所。この光もみんな生きてはいないのだわ」