ゲゲゲの鬼太郎 九狐の妖姫Part29

熱血漫画家 妖怪ひでり神…3 ページ4

角富「没！」
ひでり神「直せって言われた所は直したつもりなんだがな…」
角富「直ってねぇ！主人公が何を考えているのか、何を感じているのか、心の動きがちっとも読者に伝わってこねぇ！！」
ひでり神「…(汗」

角富「1週間後、今度こそ魂込めて来い！」


それから何度も何度も描き直しては没にされてしまった





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ねずみ男「そりゃアレだ。お前が妖怪だからキツく当たってんだよ」
ひでり神「角富はそんな奴じゃ…」
ねずみ男「如何だかな〜。因みにネットに直接アップする手ってのもあるぜ？」


ねずみ男とラーメンを食べながらネットにアップする漫画を教えた

ひでり神「ネット？」
ねずみ男「編集者を通さずクリエイターが本当に描きたい物をガーンとぶつけた方が読者に熱が伝わる時代なのよ」

ひでり神はもう1度、頑張ってみようと決めラーメン屋を後にした


ねずみ男「おい！漫画のサイトを立ち上げたんだ！載せたかったら大歓迎だぜ？同じ妖怪、俺達は仲間だ！力を合わせようぜ！？」





ひでり神「もう1回…もう1回だけ」


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ひでり神の描いた漫画を没と言わんばかりに角富はゴミ箱に捨てる

ひでり神「俺が…妖怪だからなのか？俺が…」
角富「何度も言わせるな！主人公の心の動きが伝わってこねぇからだ」

とうとう怒りが爆発したひでり神は凄まじい熱を放ち窓ガラスが割れる

ひでり神「知るか！俺は妖怪だ！！人間の心の動きなんか分かってたまるか！！」


その様を外から見ていたAと鬼太郎は焦る



A「だから言ったのに…！」
目玉おやじ「待てA！」
鬼太郎「でも父さん…」

目玉おやじ「待つんじゃ！」

Aが動こうとした瞬間、目玉おやじが抑え鬼太郎もこの状況で…と思ったがそれでも目玉おやじは待てと抑えた

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