ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part27 (ページ30)

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九尾の狐…14 ページ30

A「何だよ私の為って！！」

鬼太郎がゆっくりと顔を上げるとAは沢山の涙を流していた。こんなに泣いた表情を見るとはあの時以来だと思い目を開く

A「代わりに鬼太郎が犠牲になって！！…うっ…嬉しい筈ないよ…っ」

Aは膝をつき泣き出していると、好きな子が泣いてしまいこんな時どう言ったら良いのか分からず、居づらくなった零は何処かに行く

そして、泣いていたAに同じ背丈になる様に膝をつく鬼太郎

鬼太郎「すまないA…」

鬼太郎が優しい声で謝り、Aは顔を上げる

鬼太郎「もう2度としない。だから、これからもずっと…僕の側に…僕の隣に居てくれ」

優しい笑顔で言われ、Aは苦しく、悲しかった気持ちがフッと消えていき、Aも涙を流すも優しい笑顔を浮かべていた

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そして、後日…Aと零は鬼道衆の里へ行き花を添えてお参りをしていた

A「ありがとう。一緒に来てくれて…」
零「…」

A「ねぇ、零…零はこれから如何するの？」

伊吹丸「此奴はうぬの側に置くにはまだまだ未熟」

零「あっ？」

Aに問われ零が答え様とすると第三者の声がし、零の体から霊体の伊吹丸が出てくる

伊吹丸「暫し旅をしながら修行をやり直させる」

A「伊吹丸…！？」
零「テメェ、勝手に出るんじゃねぇよ！」

伊吹丸「閻魔大王にも許可を得た。我が半身は地獄に置くが半身は現世に置き、此奴を鍛える」

零「全く、余計なお世話だぜ！！」

伊吹丸が消え、零はAに向き直る

零「あの時の言葉…覚えてるか？」
A「ぁ…」

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零「俺だけを見てくれ」

ーーー

伊吹丸との戦いの後、零に言われた事が頭に過ぎる