ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part20 (ページ2)

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鮮血の貴公子ラ・セーヌ…17 ページ2

零は高く空を飛び、火の塊をラ・セーヌやマンモスに向かって放ち爆発した。

飛ばされたラ・セーヌの首を絞め叫び声が大きく響き渡り倒れたマンモスが顔を上げるとラ・セーヌは消滅した

マンモス「ラ・セーヌ様ぁぁ！！」

零「オン！」

零は火を消し右手を翳しラ・セーヌのまた歳を取り込んだ

A「石動…零」
零「よぉ、A、鬼太郎」

ラ・セーヌを殺されたマンモスは怒りで零に襲い掛かるが避けられる蹴り飛ばされる

零「これからお前は主人を見殺しにした苦しみの中でのたうち、一生を過ごすが良い」
鬼太郎「何故、ラ・セーヌを！」

零「ラ・セーヌ…？あぁ、此奴の名前か。俺は人にあだなす妖怪は必ず殺す。良かろうが悪かろうが、人間は生かす」
鬼太郎「…」

A「…虚しいね」

零と鬼太郎が睨み合っていると、Aが虚しいと悲しい目で言う

零「何？」
鬼太郎「A…」

A「貴方は前に復讐をすると…そう言ったよね。復讐をして如何するの？」
零「如何する…だと？」
A「…例えが間違ってたね。復讐して何がしたいの？」

復讐して何がしたい…その言葉を聞き零はAを睨みつけた

零「お前に俺の気持ちが分かるのかよ？」
A「分からないよ。相手の気持ちは…貴方に復讐して欲しいと願う者も居るかもしれないし、居ないかもしれない。

ただ、1つだけ教えてあげる。

憎しみに囚われてはいけない…憎しみは新たな憎しみを生んでしまう」