～ツルネ～出来損ないのシンデレラ5【滝川雅貴，藤原愁】 (ページ5)

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かけがえのない…5 ページ5

2人を人気の無い所へ連れて来た結衣達

本村「2人の勝ちたい気持ちは分かります。だけどちょっと落ち着きましょう？」
万次「別に俺は…」
結衣「私やお兄様、大吾はコレが最後の県大会になります」
佐瀬「桐先の選抜メンバーとして恥ずかしくない弓を引きたい…そして、それをのりりんに誇りたい！」

千一、万次「「は？」」

佐瀬「例え！直接のりりんに伝える事が出来なくてもだ！！」
結衣、本村「「…そういう訳です(わ)」」

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控室に行く静弥の前に愁が待ち構え、静弥の隣を歩く

愁「まだAと湊を追い掛ける気かい？」
静弥「もう追い掛ける気は無いよ」
愁「え？」
静弥「一緒にやって行く」

一緒に歩く…その言葉を聞いた愁は目を開く

愁「一緒に…か」
静弥「うん。もう湊の手を引く事も、Aが待っていてくれるのを待つのも止めた。並んで歩く」

愁「…」

静弥は堂々と湊だけでは無くAとも並んで歩ける…そう思うと何故か胸が苦しくなり、何故自分は並んで歩けないのかと…そう思った

控室に行くとAと湊が座っており、珍しい組み合わせが来て驚きを隠せない2人

そして、少しすると全員が揃い試合の時を待っていた

愁「こうしてまたAと対戦するとは…考え深いよ」
A「…私も。このメンバーで愁達に挑めるのが嬉しいよ」

迷いの無い…真っ直ぐな瞳を横目で見ていた愁

愁「…それは楽しみだ」

「時間になりましたので、両校射場に入って下さい。起立！」