検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:55,146 hit

矢場い…16 ページ31

雅貴「それから弓構えだ。弓道をしない人は右手につけた弽、グローブの親指の付け根にある溝に弦を引っ掛ける事を知らない。そして、矢は握るのでは無く手の上に置くと言った方が正しいかもしれない…」



ピーーーッ!!!



海斗「何でだよ!」
湊「親父ギャグとかも言ってなかったと思います!」
佐瀬「はぁ…話が長過ぎます。これではのりりんが飽きてしまう」
海斗「んだとぉ!?」


雅貴「一理ある」
A「え?あるの?」


まさかの佐瀬の言葉に同意した雅貴に驚くA


雅貴「簡潔に話を続けるとして、弓と矢を持った両手を同じ高さに上げるのが打起こしだ。続く引分けではいよいよ弦を引き絞るが、目は的から離さない。そして引分けが完成し、弓と弦、精神と肉体…全てのバランスが取れた状態を会という。弓道と聞いて一般人が思い浮かべるのがこのポーズだな」




佐瀬「やや軽薄にも聞こえますが、まぁ良いでしょう」
雅貴「気合いが充実し矢が自然に離れるのを待つ…これが離れだ」


カァァァン!と美しい弦音と矢が的に中る音が響き渡り愁や桐先メンバーは目を開く

矢場い…17→←矢場い…15



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (53 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
120人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年5月6日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。