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泥田坊と命と大地…4 ページ8
黒瀬「…アレから3日後、親父は死んだよ。まぁ、お前に言わせりゃ人間の思い上がりが招いた結果…ってヤツなんだろうな」
A「…泥田坊が現れたみたいだね」
黒瀬「…!」
泥田坊の話となり目を開く黒瀬はフッと笑みを浮かべた
A「時が傷を癒したのか、もしかしたら再開発の怒りで目覚めたのか…このまま工事を続ければ、また…「工事は続ける」っ!」
黒瀬はヘルメットを被り歩いて行くと、Aの後ろで足を止めた
黒瀬「で、お前は如何する?また泥田坊を退治してくれるのか?それとも、今度は俺達人間を退治するのかい?」
A「…」
黒瀬がまた足を進めると、チリン…と鈴の音が聞こえ振り向くと今そこに居た筈のAの姿が無かった
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そして、夜となり人間が居なくなった頃を見計らってAは工事現場に来て、ソーラーパネルの上に立っていた。サァーっと静かな風が吹き、Aは目を閉じると静かな風に妖気が混ざってきて、そして…泥田坊の鳴き声が聞こえてくる
Aがハッと目を開くと光に包まれ、辺り一帯…Aの瞳と同じ色の黄金色に輝く田んぼの景色が現れた
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年5月2日 15時