ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part19 (ページ42)

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鮮血の貴公子ラ・セーヌ…7 ページ42

鬼太郎「っ…」

鬼太郎の目の前にラ・セーヌが来ると以前、アデルが使っていた赤の魔法石を手に持ち握り締める

鬼太郎「それは！！」

気づいた時には既に遅く、鬼太郎は魔法石によって閉じ込められた

セーヌ「これでお終いだな」

ラ・セーヌが魔法石を握り締めると鬼太郎を閉じ込めた結界が小さくなっていった

セーヌ「バック・ベアード様を苦しめたとは思えない…呆気ないね。あまり知り合う時間も無かったけど…バイバイ鬼太郎」

ラ・セーヌやマンモスは地面を掘り鬼太郎を結界ごと埋め、そして生き血を集めに行った

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A…

A…！！

鬼太郎がAを呼ぶ声がし意識を戻した

A「っ…此処は」
一反「おぉ！目が覚めたとね！」
A「一反もめん…私如何して」
一反「まなちゃんから知らせば受けて駆けつけたら、大男吸血鬼に襲われかけてたと。それで鬼太郎が1人で…」

A「…一反もめん今、何て？」

一反「ん？鬼太郎が1人で戦いに…「その前！」…んんぅ？大男吸血鬼に襲われてた所と言うたばい」

大男吸血鬼という単語を聞きAの顔色が青くなる

A「あの大男はラ・セーヌじゃ無い！」
一反「えぇ！それはどけん事！？」

A「ラ・セーヌは倒れていた少年の方。あの大男は人間だと思う…でも、そうだとしたら鬼太郎が危ない！！」

Aが来た道を戻ってと言い、一反もめんは驚きながら来た道を戻る

A「…一反もめん」
一反「な、何やと？」
A「ちょっと…お願いがあるの」

一反「お願い…？」
A「最悪の事態を想定して…。一反もめんにしか出来ない事だよ」

一反「任しときんしゃい！！」