ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part19 (ページ32)

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魅惑の旋律吸血鬼エリート…13 ページ32

ギターの音色が止まり鬼太郎達の催眠も解けた

エリート「ははっ…これではもうギターは弾けない。1000年の命運もここまで…か」

1匹の蝙蝠が蝋燭へ向かって行き自分から自分の体を燃やし、他の蝙蝠達も一斉に自分から燃やした。蝙蝠が燃え苦しみながら羽ばたき、壁や床に落ちると炎が燃え広がる

鬼太郎「エリートお前…」
目玉おやじ「自ら火を放つか！」

A「斗真君…みんな、手を貸して！」
猫娘「分かった！けど、出口が」

出口が塞がり、砂かけと子泣きがコンビネーションで道を作った

エリート「…聞かせてくれ鬼太郎、A。お前達は何故人間の味方をする？」
鬼太郎「大した理由じゃ無い。昔の借りさ」
A「ある人の…母の願いだったから。でも、人間を排除する妖怪も、妖怪を排除する人間も…大切な人を奪う人間も妖怪も、私は許さない」

エリート「ははっ…やはりお前達は鼻持ちならない奴等だ」

エリートが炎にまみれ、ねずみ男がジッと見つめていた

鬼太郎「何してる、ねずみ男？」

鬼太郎に呼ばれ、ねずみ男も走って外に出ると館から巨大な蝙蝠が現れ、炎に包まれ苦しそうだった

鬼太郎「吸血鬼・エリートの本当の姿だ」
A「…」

Aか楽にしてやろうと狐火を放とうとする…だが、ねずみ男が手を重ね止め、Aはゆっくりと手を下ろした

目玉おやじ「吸血鬼・エリートも最後じゃ」
ねずみ男「いや…あいつの名前はジョニー。吸血鬼・ジョニーだ」