ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part18 (ページ39)

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少女失踪！木の子の森…7 ページ39

山天狗「貴様、死んだと聞いていたがまさか生きていたとはな…数千年の雪辱を晴らさせる時！」
A「私は練華じゃない！！」
山天狗「あ？」
A「私はその娘…貴方とお母様の雪辱は分からない…でも戦うというのなら容赦はしない！」

山天狗「成る程？練華の娘か…あの女に似て憎い目をしておるわい。練華で無いのであれば貴様に用は無い！！」

山天狗は団扇を煽り風と共に去って行った

鬼太郎「待てっ！」

A、鬼太郎「「あぁぁっ！」」

鬼太郎やAも追おうとするが風が強過ぎて木の子を守る事しか出来なかった…

「僕らは雅の為と思ってした事だったのに」
「こんな事になっちゃうなんて…」
目玉おやじ「木の子達よ、精霊の幸せが人間の幸せとは限らんのじゃ。分かっておくれ」

A「彼女をお家に帰して貰えるかな？」

「…雅に幸せでいて欲しい！」
「人間のお家に戻してあげたい！」
「それにはまず山天狗さんから取り返さなくっちゃ」
「「うん！」」

A「分かってくれてありがとう」

鬼太郎「あの山天狗っていう妖怪、Aのお母さんの知り合い？」
A「うん。前に聞いた話なんだけど…」
鬼太郎「聞いた話だと？」
A「…些細な事で山天狗が一方的にお母様を勝負仲間で見ているって溜息吐いてた」

目玉おやじ「些細な事とは？」

A「妖怪将棋で負けた事」

鬼太郎、目玉おやじ、木の子「「「え…(汗」」」

本当にくだらない些細な事で一方的に勝負仲間として見ており、雪辱という大袈裟な単語を使っていたのかと聞きそれはただの腹いせでは？と心で思っていた