ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part18 (ページ22)

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閻魔大王の密約…5 ページ22

閻魔「問題の中身を聞きもせず解決すると言うのか？大した自信だな？」
鬼太郎「自信がある訳じゃ無い…だが今自分が頼んでいる事がどれだけ大それた事かは承知しているつもりだ。だからそれがどんな問題でも、僕の全てを賭けて解決してみせる」

閻魔「…」

鬼太郎「これは僕の覚悟だ」

閻魔「(成る程な…どうりでAが好きになる筈だ。子供の癖に良い目をする)…良いだろう。来い」

閻魔は鬼太郎の目を見て、どれだけの覚悟かを知り牢獄と言う名の岩へ連れて行く

鬼太郎「此処は？」
閻魔「大逆の罪人を封印しておく為の牢獄だ。間も無く人の世の元号が変わるな」

閻魔が言うには元号というのは国家の為の呪術でもあると説明をした

閻魔「厄災を退け国の安寧を願うと言う。そしてその力は霊的世界にも作用し改元の前後は地獄を守護する呪術の力も不安定になる…その隙をつき地獄を脱したモノ達が居る」
鬼太郎「っ！！」

閻魔「その名も「大逆の四将」」
鬼太郎「大逆の四将？」

閻魔「徒党を組んでいる訳では無くそれぞれにこの世とあの世の傍すら破壊しようとした。最強にして最悪の妖怪達が何者かの手引きで解き放たれた」

鬼太郎「なら僕は…その妖怪達を捕らえれば良いんだな？」

閻魔の話を聞き大逆の四将と言われる妖怪達を捕らえ地獄に戻せば良いのだと悟った

閻魔「鬼太郎、お前がその命を落として奴らを捕らえ、魂を回収すると誓うなら…直ぐにAを蘇らせお前の元に戻す…だが、もし果たせなかった場合…Aは地獄に連れ戻され、更には四将の代わりに貴様の魂を永遠に地獄に繋ぐ事になる」

鬼太郎「構わない。それでAが僕の所に…僕の隣に帰ってくるなら」