ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part10 (ページ44)

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狂気のフランケンシュタイン…9 ページ44

まな「っ…」
フランケン「さぁ、誓いのキスをしよう！」

フランケンは右手を懐に入れ出した瞬間手では無く大きな唇が出て来て、唇から舌がベロベロと蠢きまなの顔に近寄る

まな「っ…ひぃっ…嫌ぁ！」
アニエス「止めなさい…ヴィクター！」

アニエスは無理に体を動かしフラッと立ち上がる

鬼太郎「リモコン下駄！」

鬼太郎の下駄がフランケンの唇に当たり吹っ飛ぶ。鬼太郎はまな、猫娘はアニエスに駆け寄る

鬼太郎「大丈夫かまな！もう一発」

鬼太郎がもう一発と下駄で攻撃し、アニエスは焦りの表情をする

アニエス「駄目！ヴィクターを攻撃しちゃ！」
猫娘「何で止めるのよ！やっぱりアンタあの西洋妖怪の味方って訳！？」
アニエス「そうじゃ無い…ヴィクターは！」

鬼太郎の下駄が当たりフランケンが大泣きをし出し妖気が溢れ出し段々大きくなる

アニエス「ヴィクターは大泣きすると…ヴィクター・フランケンシュタインとしての本性を現すの！」

大きくなったフランケンは片手でまなを捕まえる

アニエス「まな！」
鬼太郎「リモコン下駄！」

下駄がフランケンの顔面に当たる…だが、フランケンはもう片方の手で地面を殴り鬼太郎達が怯んだ隙を突き飛んで逃げる

目玉おやじ「デカイ図体の癖に身軽な奴じゃ」
鬼太郎「一反もめん！」
一反「コットン承知！」

鬼太郎は一反もめんに乗りフランケンを追う。その様を一匹のコウモリが見ていた事も知らずに…