ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part10 (ページ2)

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襲来！バックベアード軍団…1 ページ2

雷が降り注ぐ１つの居城。とある部屋に置かれた宝箱の前に立ち両手を翳す

「テサダン・テサダン…ユイ・ラム・ノーチ」

呪文を唱えると宝箱が開き、中に入っていた指輪を取ろうとするが一瞬だけ手が止まり…ガシッと掴むと部屋の壁から沢山の芽が出てきてサイレンが鳴る

少女は宝箱がカパカパと閉じる前にサッと手を引き部屋を出て行った

城中サイレンが鳴り響き鎧を着た中身が空っぽの騎士達が走り回って、銅像に変身して騎士達をやり過ごした

「愚かな事を…！」

少女は外に出て城壁まで走ると足が止まり振り向くと沢山の騎士達と転移魔法で現れた1人の女性

「いつもそうだ。お前は間違った選択ばかりする！違うか？アニエス」
アニエス「…アデル」

2人の魔女が睨み合う

アデル「逃げられるとでも？」
アニエス「こんな城…！」
アデル「違う。運命からだ！」

アニエス「っ！」

アデルはアニエスに近づく

アデル「指輪を渡すのだ！アニエス」
アニエス「絶対に嫌！」

アニエスは城壁から背中向きで飛び降り、箒を出し空を飛んで逃げる。それを見たアデルは魔法石を握り締め沢山の刃を出す

アデル「アニエス！追えっ！！」

刃がアニエスに向かっていくが突然介入した名無しが刃を消しアニエスの前に現れる