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蟹坊主と古の謎…12 ページ35
Aは前に1歩出て蟹坊主の目を見る
A「私は貴方の探してる姫じゃ無い…良い加減目を覚まして。貴方は何百年も眠っていたの…その間、世の中は変わってしまった…貴方が守っていた姫様ももうこの世には居ない」
蟹坊主「嘘だ！俺は騙されない！！」
A「嘘じゃない！貴方だって本当は分かっている筈…分かっていても信じたく無いだけなの！」
蟹坊主「黙れ！そんな事がある分けが無い！！嘘だ嘘だ嘘だ！嘘だ！！」
Aはまた1歩進み近寄る
A「本当なの！悲しい事かも知れないけどそれが現実なの！」
蟹坊主「ならば答えよ！姫様をずっと守って来た俺の名を…両足八足、横行自在にして、眼は天を刺す。これ如何に？お前達の言う事がもし真実ならばだ俺の正体、俺の名前も全て知っている筈！！さぉ答えてみよ！早く！！！」
辺りが静まり返りAはゆっくりと口を開く
A「もう良いの…静かに鎮まって…
…蟹坊主」
蟹坊主の名前を呼ばれ蟹坊主は驚いた顔をし涙ぐむ…そして本来の姿へと戻る
蟹坊主「嘘だ！嘘だ嘘だ！！姫様ぁぁ！！」
小次郎「まなさんとおじさんは此処に居て下さい！！鎮まれ蟹坊主！！」
小次郎は高く飛び蟹坊主の攻撃を避け六角棒で叩くが粉々に砕ける
A「蟹坊主止めて！」
砂かけ「火焔砂！」
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作者名：勿忘草
| 作成日時：2018年7月10日 23時
