ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part３ (ページ45)

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河童の働き方改革…2 ページ45

ねずみ男「あら？此方は？」
砂かけ「お客さんだよ！」
「初めまして！河童の太郎丸と言います！砂かけばばぁさんにいつもお世話になっています」

ねずみ男「へー。世話ねぇ？」

太郎丸「はい！砂かけばばぁさんの砂を混ぜるときゅうりが良く育つんです！」
ねずみ男「そういや河童の一族は遠野の山奥できゅうりを食って暮らしてたんだっけ？」

愛想の良い太郎丸は元気にはい！と返事をすると何かを思い出したかの様に砂かけにきゅうりを渡す

太郎丸「砂かけばばぁさん！お礼のきゅうりです！」
砂かけ「ありがとうよ！」

ねずみ男「へんっ！物々交換かよ…その砂を河童に売り付ければがっぽりと儲けられるのに」

砂かけ「世の中にはお金よりも大事な物が幾らでも有るんだよ！！」
ねずみ男「それがきゅうりかよ。シケてやがるな」
砂かけ「ふんっ！アンタにはこっちの砂をくれてやるよ！！」

砂かけが砂をねずみ男に掛け、ねずみ男はその砂を顔面で受けてしまう

ねずみ男「っち…全くもぉ。どいつもこいつも欲がねぇ…ん？」

風呂敷に詰め込んだ一枚の手紙がひらひら舞い落ちねずみ男が手に取り読む

ねずみ男「んー、「お父さんがIT会社の社長をしています。最近忙しくて全然家に帰って来ず寝る暇も無く働き続けていて様子が可笑しいです」」