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幽霊電車…10 ページ17

また社長の脳内で、部下が一人屋上から飛び降り自 殺した光景が過ぎった。


その部下とは…



今、社長の目の前に居る部下だった


社長は思い出し、驚いた顔で恐る恐る部下を見つめる

社長「っ!!…あ、アレは…彼処から飛び降りて死んでたのは…!?」

部下「…あーやっと…




思い出してくれましたかぁぁぁ!!?」


部下が顔を上げると顔が血だらけとなり眼鏡がピシッと割れ、腕の骨がおかしな方向へ折れ社長に向かって伸ばす

社長はこの状況に恐れ、後ずさる…と、何かに当たり振り向くと、後ろには死んだ部下達が居た

「社長ぉぉ…!」

部下達は骨と化し社長は怖くなって隣の車両へ逃げ出し、運転席へ向かい、扉を叩く。幽霊になった部下達が社長の後を追う

社長「開けてくれ!!開けろ!開けてくれ!!」

ガラッと運転席の扉から鬼太郎が顔を出す

鬼太郎「ど〜しました〜?」
社長「ば、化け物が…!」
鬼太郎「化け物ですか〜。化け物って言うのは…こういう者達の事ですか〜?」

運転席の扉から沢山の妖怪達が飛び出し、社長は驚きのあまり叫び、尻餅をつき後ずさる。前には妖怪達、後ろには幽霊が迫って来て、社長は窓から逃げ様とする

社長「降りるんだ!こんな電車、無理矢理にでも降りてやる!!」

錆びた窓を無理矢理に開け、顔を出すとかなり速い速度の列車にビビってしまう。だが、後ろには幽霊や妖怪が迫り、社長は覚悟を決め飛び降りる…




社長「あぁぁぁぁぁ!!!」

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作者名:勿忘草 | 作成日時:2018年5月6日 21時

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