ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part２ (ページ47)

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厄運のすねこすり…8 ページ47

ーマサエの家ー

マサエが玄関の扉を開けると元気の無いすねこすりが立っていた

マサエ「おやシロ、お帰り。如何したんだい？お入り」

マサエはすねこすりを抱き上げ、すねこすりがマサエを見つめると笑顔を向けるもその顔は窶れ、弱っていた。だがすねこすりは笑顔を向けられ嬉しかったのか、嬉しそうに鳴く

マサエ「…ゴホッ！ゴホッ…ゴホッ！！」

マサエが急に咳き込みすねこすりはマサエから離れ、胸を抑えながら咳をし苦しそうだった

すねこすり「っ…」

すねこすりの脳内に去年の冬亡くなったお爺さんの苦しそうな最後を迎えた事が過ぎり、すねこすりはその場から逃げる様に走って行った

マサエ「シロ…何処に行くんだい…シロぉ！」

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雨が降り、すねこすりは山へ逃げていた。そしてAと鬼太郎はマサエの家に来ていた

A「開いてる…マサエさんは…？」
目玉おやじ「気力を吸われ倒れているのかもしれん」

Aと鬼太郎は目を開き「失礼します」と断りを言い中へ入るとマサエは居なかった

鬼太郎「…居ない」

二人は、翔の泊まっている民宿まで来て窓をコンコンと叩くと、翔が窓を開ける

鬼太郎「マサエさんが何処にも居ないんだ」
翔「…！」

その頃マサエは逃げ出したすねこすりを探しに弱った体で山へ来ていた…