ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part２ (ページ14)

今日:4 hit、昨日:27 hit、合計:364,832 hit

不思議の森の禁忌…9 ページ14

森を歩いていると裕太の耳にピチャ…ピチャ…という音が聞こえてくる。裕太は怖くなって後ろを振り向くと誰も居らず、恐る恐る猫娘の名前を呼ぶ

猫娘「大丈夫。べとべとさんだから」
裕太「べとべとさん？お婆ちゃんに聞いた事ある！」
猫娘「フッ)裕太のお婆ちゃん、いろんな事知ってるのね」
裕太「うん！えっと…確か、道の脇に寄って」

裕太はA達とは反対側の道の脇へ寄りドキドキした心臓を落ち着かせる為にフーッっと息を吐きそして…

裕太「べとべとさん、お先にどうぞ？」

裕太のべとべとさん相手の正しい言葉にAと鬼太郎は少し驚く

すると、べとべとさんが急に現れ、裕太に頭を下げ先へ歩き消えて行った

裕太「お婆ちゃんの言ってた通りだ！ねぇ、鬼太郎さん、Aさん。妖怪って人間の事好きなのかな？」
A「好きなモノも居れば嫌いなモノも居る…人間と同じだよ」
鬼太郎「目に見えないモノは信じない人間も居れば、無闇に怖がる人間も居るだろう」

裕太「ふーん…」

先へ進むとお泥ヶ沼へ到着する

鬼太郎「此処がお泥ヶ沼だ」

いきなり沼から妖怪が現れ裕太は叫ぶ。現れた妖怪はお泥ヶ沼に棲む水妖怪だった

水妖怪「あら？人間の子だわ。食べて良い？」

裕太は怯えだし猫娘の背後に隠れる

A「駄目だよ。この子は私と鬼太郎のお客様だから」
水妖怪「食べちゃ駄目なのぉ？？」
A「駄目」

Aにハッキリと拒否の言葉を言われ水妖怪は溜息を吐き残念そうに沼へ帰って行った