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時間が経つのはあっという間で、オッパと出会ってからもう半年が過ぎようとしていた。
年越しはお互い実家に帰っていたこともあって、一緒にはいられなかったけどまた戻ってきてからは、たくさんというわけではないけどそれなりに二人で会っていた。
というのも、テスト期間やらバイトやら、色々すれ違うことが多くて夜少しだけ会うとか、時間のある時に会ってその日のうちに解散、なんて流れが多かった。
そして今日、中々年明けから時間が取れなかったけど、とうとう卒業式を迎えてしまったのだった。
「……どうしてスンミニがくるの」
「……何も聞いてないの？」
「聞いてないよぉ……」
四年生で今、卒業式に参加してるオッパをお祝いしようとキャンパス内にあるいつものカフェで座って待っていたら、突然「お待たせ」と言って目の前にスンミニが座ったのだった。
今日は色々親戚も来てるから落ち着いたら、ということでしばらく待っているけれど、中々オッパからの連絡は来ない。
「ヒョンがお前でいいからAのそばにいてくれって昨日、突然、連絡が、入ったんだよね」
「……なんかごめん」
「まあいいよ、今日は人多いしね」
よく席取れたね、なんて言って自分で買っていたコーヒーを一口飲んだスンミンに釣られて、私も一口カフェラテを飲んだ。
確かに、保護者や私のように先輩を祝いたい後輩などで人は溢れかえっていた。私が座れたのもたまたまで、会計を済ませたところでちょうど、二人用の席が空いたのだった。
「あとどれ位かなぁ」
「結構前に始まったし、もうそろそろじゃない？」
「そっかぁ……」
まだかな、と思いながらスンミニとコーヒーを飲んで、そういえばテストの成績がどうだとか、来年度から就活の準備が始まるとかそんな話をしていたら。
ピコン、と通知がなって開いてみれば「終わった」とだけ、オッパから。
スンミニに連絡が来たと言えば軽く返事をされて、二人とも残り少なくなっていたコーヒーを飲み干した後、カフェを後にしたのだった。
「ど、どこ……」
「うわ〜人多いね、やっぱ」
「あ、あれだ」
人混みの中、一際目立つ整った顔を見つけてそこに駆け寄る。
近くまで行くと、色々なサークルの後輩が卒業するしせっかくだから、とあの先輩に声をかけようだとか、さっき声をかけたなんて声が通りすがりに聞こえてきて。
もちろん、その中にはオッパの名前もあって、私が明らかに不満そうな顔をしたからか、隣にいるスンミニに顔、とだけ言われて笑われてしまった。
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にな - おもしろすぎますっ！！！まだIIを読んでないので、めちゃくちゃ楽しみです笑 (9月18日 9時) (
レス) id: b40d645773 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - 二酸化酸素さん» 正しいのは「酒は飲んでも呑まれるな」で合ってますが、それをもじってこのタイトルにしました。あとがきで説明しようと思っていたので記載していませんでした。わざわざコメントさせてしまってすみません🙏 (2023年4月9日 12時) (レス) id: 208005c528 (このIDを非表示/違反報告)
二酸化酸素(プロフ) - 酒は飲んでも呑まれるなじゃないんですか？酔われるなって日本語変じゃない？ (2023年4月8日 23時) (レス) id: f1b4473fe3 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - ゆるさん» ありがとうございます！頑張ります🫶🏻 (2023年3月2日 23時) (レス) id: 208005c528 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - すごく面白かったです💞続き楽しみにしてます！！ (2023年3月1日 16時) (レス) id: 1458c0c6cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらんぼ
| 作成日時：2022年11月25日 17時
