27 鳥 ページ27
着物を着換え終え(百に何か もの言いたげに見られたけれど無視をして)
あらためて部屋を見ると 見慣れない雰囲気の家に なんだか旅行にでも来た気分になる
だけど・・・ なんだろう
(なんだか 重苦しい空気を感じる)
食卓の傍には 何かをこぼしたようなアトが残っていた
御飯でもこぼしたのかな？ と 気にしないようにしていたが 何故か気になり
じっとそれを見ていたら、百が隣の部屋から何か言いたそうに 私を見ているのに気がついた
(なんか ホラーっぽい)
(隠れて見るみたいな感じは 今はやめてほしい(汗))
「・・・飯・・・ 食うか？」
そう一言 彼がつぶやいた
そういえば どことなくお腹がすいた気がする
百の右手が動き、彼の手には どこから持ってきたのか鳥の死骸が一羽
思わず 目を見開く
「百、それ どうしたの？」
「・・・・」
無言の彼に 私は静かに百に近づく
(うわぁ・・・ 本当に鳥の死骸だ。 現実ではないにしろ 生々しい)
よく見ると 鳥には撃ち落とされたような傷がある
「これ、 百が撃ち落としたの？」
「・・・」
「すごいね」
「！」
ポツリと普通に思ったことを言った
夢の中で 百が「俺は凄腕のガンマンだったんだぞ？」と自慢していたこともあったし
遊びでシャボン玉を撃ち落としてくれたことはあったが 本当に鳥を撃ち落として
持ってきたのを見たのは初めてだった
「本当に凄腕なんだね 百は。 私じゃとても 撃ち落とせない
それ どうやって料理するの？ 鍋？
でも私 鳥をそのまま料理したこと・・・」
ふと 百の顔を見上げた
瞬間私は 百が鳥を撃ち落とした出来事以上に びっくりする
！！！！？？？？
百の顔が・・・ 真っ赤に染まっていた
それもどこか 嬉しそう・・・ というか ちょっと気恥ずかしそうに
(・・・え？)
私がとまどっていると、 百がふいっと顔をそむけた
そのままぐいっと鳥だけ 差し出してくる
・・・え？ いや・・・ え？
ちょっと待って・・・
「だから私 鳥なんて さばいたことないけど？？？(なんで嬉しそう？？？)」
「・・・教える」
ボソリと彼がつぶやいた
いやいや 無理だろと私は内心でつっこむ
私が料理するのは確定ってこと？
なんで 百・・・
そんなに ほっとした顔をしているの？
尾(拒否されなかった
無視されなかった
怖がられ、 なかった・・・)
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ソラノ(プロフ) - 有難うございます。アニメ3期もはじまったのでこっちも書かねばと思いながら停滞していてすいません。 (2020年10月16日 22時) (
レス) id: 2385099feb (このIDを非表示/違反報告)
イロナシ - もう、ソラノ様が書くお話めっちゃ好きです！更新を楽しみにお待ちします！ (2020年10月11日 19時) (レス) id: c1ed0d601a (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 走り書きなのでまた色々書き直すかもですが、とりあえず「日常1」終わりで、「日常2」をまた書こうと思っています。それこそ本当に小ネタというか勉強見てもらうとか、学校とか修学旅行とか、なんか思いつくままに！！！ (2020年2月22日 1時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - もうすぐで50！とりあえずこの話はこれで終わって本当に日常編を書こうと思う。尾形さんに勉強見てもらうとか、修学旅行とか買い物とか色々書きたい (2020年2月2日 11時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - うん、しばらく書いていなかった分 一気にＵＰしました。でも本当に一気に書いたので所々また書き直すかも・・・です。すいません (2020年1月18日 16時) (レス) id: ae51a2c0d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年11月4日 21時
