21 闇の中 ページ21
くらりと眩暈がしたところまでは覚えている
尾形さんにお姫様だっこされた後、同じ学校の人にそんな姿見られたくなくて
涙ながらに尾形さんにおろしてくれとお願いした
なんだか 尾形さんがしばらく前のめりになって ぐっと何かに耐えている風だったけれど
(白石さんがどうしようもないような目で 尾形さんを見ていた感じだったけれども)
なんとか尾形さんが私をおろしてくれて、でも手は強制的ににぎらされて
なんだかその握り方が 属にいう「恋人つなぎ」ぽかったようだったけれど
めちゃくちゃスリスリと指を動かされていたのだけれど
車に乗った後も右手はずっと握られていて、運転は大丈夫なのかと色々不安に思ったけれど
おばあちゃんの病院に寄ってもらって、尾形さんがスマホで言っていた
ガーベラのフラワーアレンジをもって じっとこっちを見ていたけれど
めちゃくちゃ 無視をして！！！！
でも花はもったいないから 「持って行ってくれ」と言われて
祖母の元へは持って行って
そんなこんなで やっと私の家についたのだ
そして私が玄関の扉を開けた瞬間・・・
「っっ！！？？？」
くらりと眩暈がした
そのまま私は意識が遠のいた
白石さんと尾形さんの 私を必死に呼ぶ声が聞こえた気がした
そして 気が付くと私は・・・
「どこ？ ここ？？？」
知らない場所にいました
知らないというか どこだここはという雪景色
というか ここは・・・ ”山？？？”
辺りを見回すと周りには雪と木しか見えなかった
家らしきものは全くないし、自分の現状を把握すると急に寒さも襲ってきた
私はまだ制服だ。スカートだ。
こんな姿で雪の中とか・・・
何ここ 地獄？？？
自分の頬をつねってみた
微妙に痛みがある気がした
だけど私は今まで自分の家にいたのだ
こんなこと・・・
” 現実としてありえない！！ ”
ガサリっ
「！」
後ろの茂みで音がした
振り返り 予想した人物の名を呼んだ
「百！ これはどういう」
「ぐぁるるるるるるるる〜」
「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・」
私は沈黙した
というか体が瞬時に硬直した
そこにいたのは 私の数倍はある感じの・・・
”クマでした”
・・・ ・・・ ・・・ ・・
Σ なんでっ！！！！！！！？？？？？(大汗)
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ソラノ(プロフ) - 有難うございます。アニメ3期もはじまったのでこっちも書かねばと思いながら停滞していてすいません。 (2020年10月16日 22時) (
レス) id: 2385099feb (このIDを非表示/違反報告)
イロナシ - もう、ソラノ様が書くお話めっちゃ好きです！更新を楽しみにお待ちします！ (2020年10月11日 19時) (レス) id: c1ed0d601a (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 走り書きなのでまた色々書き直すかもですが、とりあえず「日常1」終わりで、「日常2」をまた書こうと思っています。それこそ本当に小ネタというか勉強見てもらうとか、学校とか修学旅行とか、なんか思いつくままに！！！ (2020年2月22日 1時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - もうすぐで50！とりあえずこの話はこれで終わって本当に日常編を書こうと思う。尾形さんに勉強見てもらうとか、修学旅行とか買い物とか色々書きたい (2020年2月2日 11時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - うん、しばらく書いていなかった分 一気にＵＰしました。でも本当に一気に書いたので所々また書き直すかも・・・です。すいません (2020年1月18日 16時) (レス) id: ae51a2c0d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年11月4日 21時
