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透明人間になりたいと願っても 映画や漫画じゃあるまいし
いきなり人間の体が透明になることなどあるわけがない
体を縮め、誰とも目線を合わさずに 静かに歩く
できうる限り自分の存在を消し、静かにその場を通り過ぎようとした
「あの腕組してる人 かっこよくない？」
「あの二人、誰の知り合い？」
「誰か待ってるのかな？ 先生？？？」
女子の黄色い声が耳に入る
普段は校門前でたむろしない女子達が 今は髪を直したり
誰かを待っている風を装って チラチラと尾形さん達を見ている
中には白石さんと楽しくおしゃべりしている女子もいて
尾形さんに声をかけている 勇気のある女子もいる
再び女子の合間から見えた尾形さんは まだかまだかと 貧乏ゆすりまでして
落ち着きがない印象だった
声をかけてくる女子にも ニッコリと作り笑いらしきものを顔に貼り付け
対応はしているが、
背後の不穏なオーラは 周りの女子には見えないのだろうか？
その人 とてもイライラしていますよ？？？(汗)
(あんなイライラしてる男の人に よく声をかけれるなとちょっと感心する)
「あら Aさん」
Σ びくっ ！！？
このまま通り過ぎられるかと思った矢先、突然横から 名前を呼ばれた
見ると 普段声などかけてこないクラスメイトの女子だった
(可愛い系で 周りによく男子をはべらせていた気がする(正直苦手))
「先ほど あちらの方々が Aさんはもう帰られた？って
聞いてこられたのだけれど、あのお二人とお知り合い？
・・・親戚か何か？」
後半は何かを詮索すような感じにうかがえたが、私はそれどころではなく
つい目が泳ぐ
早くこの場を立ち去りたい！
あの二人に見つからないうちに 早く早く！！
小さい頃から私に近づく人は金縛りや 心霊現象に悩まされ(主に百のせい)
私には友達はおろか 声をかけてくるものなど そうそういない
それなのに 何故 こういうときだけ声をかけられるのか
先ほども先生に 何故今日に限って呼び出されるのかと 天をあおぐ
あの二人は親戚ではない
でもこの場合 そういうふうに話を作った方が 色々この先いいのだろうか？
生き別れの兄ですとか、なんか複雑な家庭環境をでっちあげれば
深くは聞きづらくて今後聞いてこないかもとまで 考える
「！！ Aっ！」
Σ びくっ！！
今 聞きたくない男の人の声がその場に響いた
周りの目線が集まった
泣きたい
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ソラノ(プロフ) - 有難うございます。アニメ3期もはじまったのでこっちも書かねばと思いながら停滞していてすいません。 (2020年10月16日 22時) (
レス) id: 2385099feb (このIDを非表示/違反報告)
イロナシ - もう、ソラノ様が書くお話めっちゃ好きです！更新を楽しみにお待ちします！ (2020年10月11日 19時) (レス) id: c1ed0d601a (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 走り書きなのでまた色々書き直すかもですが、とりあえず「日常1」終わりで、「日常2」をまた書こうと思っています。それこそ本当に小ネタというか勉強見てもらうとか、学校とか修学旅行とか、なんか思いつくままに！！！ (2020年2月22日 1時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - もうすぐで50！とりあえずこの話はこれで終わって本当に日常編を書こうと思う。尾形さんに勉強見てもらうとか、修学旅行とか買い物とか色々書きたい (2020年2月2日 11時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - うん、しばらく書いていなかった分 一気にＵＰしました。でも本当に一気に書いたので所々また書き直すかも・・・です。すいません (2020年1月18日 16時) (レス) id: ae51a2c0d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年11月4日 21時
