12 下校 ページ12
”この人は 「私」が 好きなんじゃない”
わかっていることだと 自分に言い聞かせ、彼からの言葉にも蓋をする
授業が終わり、早々に帰ろうとした
急げば 校門前に万一 尾形さんが待っていても
人目につかずに帰れるかもしれないと思ったからだ
しかし、そういう日に限って 先生に呼び出された
最近テストの点数が落ちていた件だ
バイトで勉強時間は減っていた
でも高校を出たら働くつもりでいたし それで問題ないと思っていたのだが
先生曰く「今は女子でも 短大くらいは出たほうがいい」とのこと
そんなお金はないと 言ってやりたい
早々に帰りたかったので 適当な相槌をして その場を去った
4時はとうに過ぎていた
尾形さんはもう来ているかもしれない
でもラインに ”こっちから連絡するまで迎えに来ないでください”と
うったので、どこかの道路脇にでも いてくれないかな？と 切実に願う
げた箱で靴を取り換える
そして 気づく
気づいた
校門の先の人だかり・・・(主に女子！！！)
嫌な予感がし、予想があたりませんようにと再び切実に願う
重い足取りで校門へ向かった
「やっぱり 女子高生っていいよねぇ〜ｖ
見てるだけで 癒されるっていうの？
俺今日競馬でボロ負けしちゃってさぁ〜
誰か俺をなぐさめてくれる天使いないかなぁ〜♪♪」
白石さん・・・ 何故 あなたまで ここにいるっ！！？(汗)
その現場を見て 見知った人物の姿に！ 声に！ 思わずユーターンしたくなりました
人だかりは何かと思えば 校門近くで白石さんがナンパ・・・
のようなものをしていたせいもあるようだ(高校生相手なので 本気ではなさそうだが)
白石さんはかなり軽い性格だが 顔は・・・彼も悪くはない
むしろ愛嬌のある感じが 女子受けしそうで(坊主だけど)
現に「この人 面白〜いｖｖｖ」と 周りにいる女子から受けている
「うわぁ」とそれを見ていたら、もう一人 人がいることに気づいた
その白石さんを「やめろ」と後ろで 時々止めている人物
少しイライラした風に腕組みをし、ガードレールに腰かけている・・・
尾形さん
校門前に車はない
”学校近くに迎えに来るな”というのを もしかして”車でなければいい”とでも
勘違いしたとでもいうのだろうか？？？
Σ むしろ車内でなくて 目立ってます！！！
私はカバンで顔を隠す
そしてまた願った
(透明人間になりたい・・・)
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ソラノ(プロフ) - 有難うございます。アニメ3期もはじまったのでこっちも書かねばと思いながら停滞していてすいません。 (2020年10月16日 22時) (
レス) id: 2385099feb (このIDを非表示/違反報告)
イロナシ - もう、ソラノ様が書くお話めっちゃ好きです！更新を楽しみにお待ちします！ (2020年10月11日 19時) (レス) id: c1ed0d601a (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 走り書きなのでまた色々書き直すかもですが、とりあえず「日常1」終わりで、「日常2」をまた書こうと思っています。それこそ本当に小ネタというか勉強見てもらうとか、学校とか修学旅行とか、なんか思いつくままに！！！ (2020年2月22日 1時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - もうすぐで50！とりあえずこの話はこれで終わって本当に日常編を書こうと思う。尾形さんに勉強見てもらうとか、修学旅行とか買い物とか色々書きたい (2020年2月2日 11時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - うん、しばらく書いていなかった分 一気にＵＰしました。でも本当に一気に書いたので所々また書き直すかも・・・です。すいません (2020年1月18日 16時) (レス) id: ae51a2c0d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年11月4日 21時
