仲良しJUMP 17

いのやま ページ48

侑李side



侑『もしもし？大貴？』

大『俺だけどどうかした？山田ならぐっすりだよ。なんかチーフ慌てて出て行ったけど』

侑『それがさ、伊野ちゃんやっぱり具合悪いみたいで…熱も結構あって戻しちゃってさ…ロケバス戻ろうって言っても山田よりマシだの山田がいるだの、涼介にすごく気を使っててさ』

大『え、大丈夫なのかよそれ。』

侑『大丈夫か大丈夫じゃないかなら大丈夫じゃないかな。』

大『昨日の車酔いの時点で結構具合悪かったんだろうな…しんどそうだったし様子おかしかったもんな…。無理やりにでも熱測ってた方がよかったかもね。』

侑『そうだね…酔うことはよくあるけど、戻すのたまにしかないし、昨日はたった20分ぐらいの道のりだったのに』

大『そうだよな〜疲れも溜まってたんだろうね。』

慧「知念…」

侑『そんな感じでちょっとこっちも困惑してるからとりあえず急ぎが入って切るね』



伊野ちゃんはチーフと話してるから大貴に電話してたけど話が終わったみたい。



侑「ん？」

慧「…帰りたい」

侑「そうだね…どうしたらいいんだろう…お薬飲む？」

慧「葛根湯…朝飲んだ…」

侑「朝から具合悪かったの？早く言ってくれればよかったのに…そっか、葛根湯飲んだから発熱して汗かいてるのか…じゃあ冷やしちゃダメだよね？え、どうしたらいいんだろう？」

チーフ「知念、伊野尾、ロケバス乗って。近くのホテル取れたから一回そこで休憩して今後話し合いするから」

侑「うん。わかった。伊野ちゃん行ける？」

慧「山田…」

侑「涼介は寝てるから大丈夫」



…こんだけ気を遣ってた伊野ちゃんも限界が近かったのかロケバスで横になると大きないびきをかいて寝てる。

そのいびきで涼介起きちゃったぐらいね笑



ホテルで休んでる間に、スタッフさんたちが会議してくれたおかげで、この後2人が落ち着いたくらいに東京に帰ることになったみたい。


帰るまでに少しでも元気になってくれたらいいな。

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