仲良しJUMP 16

こーた ページ18

光side



今日はまだ調子がいいのかいつもより少し早めにきた薮。

今までほっぺたは赤みがあったのに、今は血が通ってるのかすら心配になる程真っ白でソファーに横になってる。



侑「ねぇ、やっぱり大きい病院行ったほうがいいんじゃない？」

裕「俺もそう思う」

慧「明日暇だし連れて行こうかな、様子も見たいし今日仕事終わり一緒に薮の家行くよ…ラジオ終わってから」

光「あっ…」

裕「今光くん忘れてたでしょ」

光「忘れてないよ」

雄「ラジオ終わるまでこの楽屋借りれるか聞いて来よっか？」

侑「オッケーなら僕ここで宏太みてるよ。で、ひかとバトンパスして宏太渡すし」

涼「ちぃ1人にしたくないから俺残るよ」

雄「じゃあ聞いてくる」

慧「ついていこ〜」

裕「あの2人いつからあんな関係になったっけ？」

大「さー？俺のいのりんだったのになー」

裕「いや、それもどうなのよ」

侑「宏太どうしちゃったんだろうね…」

涼「大きな病気は検査したんだよね？」

光「うん。一応念のためにたくさんやってもらったらしいけど、どれも大丈夫だから心因性なのかなって言ってたけどね」

大「薮ちゃん抱え込むタイプだっけ？」

光「そうでもないと思ってたんだけどね」

裕「まぁ誰しも悩みはたくさんありますからね」

涼「そりゃそうだけどさ、裕翔が言うと説得力ありすぎるんだわ」

侑「重なっちゃったのかな」




本当に不思議なことに今まで薮が思いつめてるところをあまり見たことがない。

たまに抱えては1人でぐちぐち言って飲んで寝たら忘れてるイメージはあるけど長続きするのが不思議。

強いて言うならこの体調がその原因になってるような気がする。




裕「家族のこととかかな。仕事とかだったら相談しやすいかもしれないけど、家族のことってなかなかね」

侑「言いづらいと言えばお金の話もしづらいよね」

涼「お前はしすぎだけどな」

大「女とか？」

光「なーに突拍子ないこと言うんだよ。女だったら俺が先に調査するからな！探偵雇ってでも」

裕「毛利小五郎に頼むべきだね」

侑「いやいやダメだよ。あの人のそばにいるちっちゃい小学生と近くにいるだけで殺人事件起こっちゃうんだから巻き込まれたくないよね笑」

涼「あそこの治安やばいよな笑」

大「いやそれ漫画だから笑」



そんな話してたら2人が戻ってくる少し前にスタッフさんから準備お願いしますと言われ、薮を起こして収録の準備に取り掛かった。

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