仲良しJUMP 16

ゆーり ページ12

涼介side



裕「到着。知念下ろすね」

涼「咳しんどいな〜」



ベッドに下ろしたのに、奥にあるちょっと広めの1人がけソファーに体を預けちゃった。



涼「横にならなくていいの？」

侑「大丈夫だから」

涼「大丈夫じゃなさそうじゃん」

裕「横になると苦しい？」

侑「んーん。大丈夫って言ってんじゃん」




咳が止まらないからイライラしてるのか、コンサートなのに体調を崩して不安なのか、どっちもだと思うけど、俺も経験したことあるから分かるけど、こうなるとお手上げなんだよな。

実際、熱測ってみてあるって言うのがわかったぐらい、咳以外はいつも通りに近いし、1人にさせるのも心配だけどこのままクールダウンする時間が必要なのかもしれない。




涼「じゃあリハ行ってくる。裕翔行こう？」

裕「え、でも…」

涼「いいから」



とりあえずBESTの誰かならなんとかしてくれるかなって。



裕「あの知念は手強いぞ」

涼「普段から不調言えって言っても言わないもんね。こっちで気付かないとわからないから怖いわ」

光「あれ？山田と裕翔だけ？」

涼「それがさ、知念ちょっとご機嫌斜めで。どうしようもないから一度クールダウンの時間。1人の方があいつ自身も休めると思って。俺らいると隠しちゃうでしょ？」

慧「でも心配だね」

大「俺の前では割とすなおだけどな」

慧「それは否めない」

涼「いや、普段なら俺の前でも」

雄「山田負けたくないねー笑」

涼「うるせぇー」

雄「どうする？」

宏「光、知念についていられる？」

光「お安い御用」



と言うことでひかに任せよう。

俺は俺でやるべきことをやらないといけない。

構いすぎもよくないし、適度にが大事なんだよね。

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