仲良しJUMP 15

だいき ページ26

裕翔side



裕「ほら、そんな顔で大ちゃん見れないよ？」

侑「でも…」

涼「ちぃちゃん、鼻水ほら、ちゅーんってしようね」



…ティッシュをバーってとって知念の鼻に持っていく姿はもうまるでお父さん。



涼「あぁーきたねぇきたねぇ笑」

裕「きたなくはないでしょ笑」



かれこれずーっと泣きっぱなしで呼吸はもう過呼吸に近くなってる。

早く泣き止んで欲しいけど、泣き止みそうにない知念を俺がおんぶして大ちゃんの病室に行くことになった。

おかげさまで俺の肩の部分はびちゃびちゃになったけど。



光「大ちゃん…目を覚ましてくれよ…」

慧「大ちゃん今までありがとうな…俺大ちゃんに借金返してなかったけど今なら時効だよな」

雄「有岡くんの大切にしてたイヤホン壊したの内緒にしててごめん」

宏「俺も、返してない漫画あったな。そのままもらうな…」

涼「え？」

裕「大ちゃんどうしたの？」

涼「元気になったって…」

宏「救急車の中で意識戻ったんだけど、検査の途中で気持ち悪いって倒れ込んじゃって…」

侑「うぁ〜ん…だいき…大好きだよ…ねぇ…だいきっひくっ…だいきっ…またフェス行こうよ」

涼「大ちゃん、おれも…すきっ…」

裕「…うそだぁ…早く目覚まして」

大「ありがとう。7のみんな」

涼「は？」

裕「…待ってそういうの本当によくないやつ」

侑「だいきっ…ひくっ…ひくっ…」

雄「なんで伊野尾くんまで泣いてんの笑」

慧「なんか〜大ちゃんのことおれも好きだな〜っていなくならないでって」

光「そんなこと言うなよ、俺だって大ちゃんのこと好きだし」

雄「あれ…俺も涙が出てくる…」




…なにこのカオス。薮くんに至っては何も言わずに静かにめっちゃ泣くじゃんなに。

どういうこと？



大「みんな…いや待って。伊野ちゃん。お金は返して。薮くんも漫画。あれ高木だったの？まじで幽霊のせいかと思った…」

涼「どう言うこと誰か説明して。ちぃ、大丈夫だよ〜」



呼吸もぐちゃぐちゃに泣く知念をまず1番に落ち着かせたいんだけどな…

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